ファイターズ
2023/01/12 20:50

2年目野手の有薗 目指すは長打力アップ&鈴木誠也の広角打法 

鎌ケ谷で自主トレに励む有薗(右)。持ち味の長打力に磨きをかける日々だ

持ち味のパワーで勝負 「長打を打つことをテーマに掲げている」

 日本ハムの有薗直輝内野手(19)が12日、千葉・鎌ケ谷の2軍施設で自主トレーニングを行った。ロマンあふれる近未来の大砲候補は、2年目のテーマを「長打」に設定。今オフは大リーグ・カブスに所属する鈴木誠也外野手(28)を手本にスイングを磨いている。高校通算70本塁打を記録した自慢のパワーを武器に、春季キャンプでの猛アピールを狙う。

 理想の一振りを追求する。1年目の昨季はイースタン・リーグ60試合に出場し打率.224、3本塁打。1軍戦4試合に出場したが、自己評価は辛口だ。「1軍に行きたくて、結果を残したくて、自分の中で間違えてしまった。長打を狙っていた前半戦は打てたのに、後半戦は安打を狙って打てなくなった。今年は持ち味である長打。それだけ打つことをテーマに掲げている」。結果を欲しがるあまり、スイングが小さくなり微妙な狂いが生じた。そんな苦い経験を糧に、さらなる成長を誓う。

進む肉体強化 自身初の大台突破も間近 

 同じ右の強打者として、目標にするのがメジャーリーガーの鈴木だ。寮ではホームラン特集などの動画をYouTubeで視聴。トップのつくり方やスイング軌道を参考にしている。「広角に本塁打を打てて、プレースタイルも好き。構えた時のオーラも厳つい。チームを引っ張っていける選手が好きなので、そんな選手に(自分も)なりたい」と、日本を代表するスラッガーをモデルに長打量産を目指す。

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