コロナ、負傷離脱「思い通りにいくことが少ないシーズンだった」

　厄払い完了し、来季こそシーズン完走だ。野村佑希内野手（２２）が１３００万円増の年俸３３００万円（推定）で契約を更改。背番号「５」に変更し心機一転、勝負の５年目に臨む。

　契約更改交渉の席で、決意を新たにした。「球団側からもケガを何とかなくして１年間、働いてほしいと言われました。来年の優勝は（自分が）１年間戦えるかどうかにかかっていると言葉をかけてもらいました」

　プロ４年目の今季は、オールスターゲームにファン投票で選出されたが、新型コロナウイルス感染で辞退。８月下旬には左脇腹肉離れで離脱を余儀なくされた。９３試合に出場して、打率.２７９、６本塁打、３６打点と「コロナ、ケガだったり、なかなか思い通りにいくことが少ないシーズンだった」と振り返る。

厄落とし完了「背番号を変えました。もう大丈夫です」

　プロ入り後、毎年のように故障離脱に見舞われてきたが、来季の野村はひと味違う。「背番号を変えました。もう大丈夫です」とキッパリ。さらに１１月末にイベントで函館を訪問した際には、１学年上の清宮とともにパワースポットでもある函館八幡宮を参拝。「ケガをしない。１年間、戦えるように」と手を合わせた。

　来季から本拠地をエスコンフィールド北海道に移して戦う。今季は５２試合で４番を担った。その座を譲るつもりはない。「来年のためのトライアウトと監督が言っていて、今年は４番をいっぱい打たせてもらった。来年、開幕から打てればいいなと思います」。２２歳の若き大砲が４番として１年間君臨する。