日本ハムの新外国人、コディ・ポンセ投手（２８）が２１日、オリックス戦（京セラドーム）に先発する。前回登板では来日５度目の先発マウンドで待望の初勝利をマーク。２試合連続ハイクオリティースタート（７回以上、自責２以下）と好調の波に乗る右腕が、チームをもり立てる。

上沢と加藤が離脱の厳しい状況

　勢いに乗る新助っ人右腕が今季２勝目を狙う。オリックス戦に先発するポンセは２０日、外野で守備練習を行うなどリラックスムードで調整。初めて上がる敵地のマウンドにも「長さは変わらないので、自分のできることをやりたい。準備は万端にして臨みたい」と言葉に力を込めた。

　前回登板１３日の楽天戦（静岡）では、７回９６球を投げて６安打１失点。開幕から３カ月がたち、ようやく来日初白星をつかんだ。「非常にうれしく思いますし、２勝目を取れるように頑張りたい」と鼻息は荒い。

　反響が大きかったことも明かした。「家族からおめでとうメッセージが来て、ファンの方からもおめでとうと来たので、みなさんにありがとうと言いたい」と感謝した。

　開幕当初は力を発揮できなかったが、６月２６日のソフトバンク戦（ペイペイドーム）以降は３試合連続で好投。先発陣はエース上沢が右足中指の骨折、加藤が新型コロナウイルス感染と２本の柱を欠く。厳しい現状を打破するようなピッチングに期待だ。