ファイターズ
2026/10/30 18:55 NEW

《SHINJOの信条》2ー1の勝っている場面で僕行きますと言える根性があったらすごいよね(笑)。それも任せるので


■秋季キャンプ(10月30日、エスコンフィールド北海道)

 練習後、取材に応じた新庄剛志監督(54)の一問一答は以下の通り。

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―秋季キャンプ開始。外野手が内野に、内野手が外野に入ってノックを受けていた
「外野が内野をするのは、左中間、右中間の細かい動きに役立つので。万波くんとか、矢沢くん、五十幡くん、細川くんに関してはショートでノックを受けるでしょう。ファーストに投げますよね。そのファーストを突き抜けた先がホームなんですよ。僕はそういうイメージでショートを守っていたので。そのままファーストがスルーしたらホームにワンバンで投げる感覚。そこまでの肩はないと思うから、ちょっとずつ。ファーストの胸に投げてスルーして、スリーバウンドだったらボール5個分上げようとか。そうすればツーバウンドになる。その感覚を足を使ってどれだけ低いボールでホームにワンバンで行けるかという練習をさせていきたい。内野が外野を守るのは、カットプレーにしても、この辺に投げたら取りやすいなという気持ち(を理解するため)。でも、今年に関しては球際。球際で捕ってアウトにしてほしいというところではじくことが多かった。ロッテ戦(ZOZOマリン)で(来場者プレゼントの)Tシャツを(バズーカを使って)スポーンと出すやつがあるでしょ。あれで練習させたらいいかな(笑)。反射神経。あれは結構速い。バズーカ、スポーン。あれだったらキャッチャー防具を着けなくていいでしょう。柔らかいから。それくらいのイメージ。硬式ボールではちょっと難しいだろうから。それは西岡コーチが来て、バズーカ3つ持ってきてもらって(笑)。あとはダッシュマンの走り方も持ってきてもらって(笑)。西岡くんと。不気味な存在でしたからね」

稲葉コーチ(左)と言葉を交わす新庄監督=撮影・小田岳史

 

―以前、YouTubeで対談もしていた
「何が西岡くんに対して魅力を感じているのかというと、マリーンズでチームを引っ張っていきながらアメリカに挑戦して、アメリカでけがをしてうまくいかなくて帰ってきたでしょ。で、また独立リーグに行った。そういう彼の人生の道のりの中で、勉強することがものすごくあったと思うんです。人の気持ちも分かるだろうし。あとはけが。ライトの選手とぶつかった…あんな体験、彼しかできていないから。そういうけがをした選手の気持ちも分かりますしね。その乗り越え方というか。僕がけがをする人間じゃなかったから、ちょっと分からないので。あとは走塁。彼が常に準備をしていた選手だから。頭では分かっているけど、その状況になった時に行く勇気というものが彼にはあったんですよ。その思い切った走塁でアウトになっても僕は責めることない。そういうところを伝えてね」

―宮西が兼任コーチとなる

「今年は中継ぎがあまり…。先発も最初の頃は良くなかったけど。一番気持ちを分かっているし。シーズン後半から宮西くんをメインのピッチングコーチにしたいなということはずっと考えながら。(継投の話題で)ボスだったらどうしていましたか、みたいな話をしながら。正解はないから。正解する確率を少しずつ増やしていってほしいなというところはあります」

【一問一答:宮西尚生 兼任コーチを引き受けた決め手は―「毎日、野球漬けでございます」】

―引退も考えていたようだが、新庄監督から言っていただいて決断したと
「2ー1の勝っている場面で僕行きますと言える根性があったらすごいよね(笑)。それも任せるので。俺ならするけどね。それがダメだったら専念しなさいと、コーチに。その判断は自分で分かるだろうし。その経験もさせるのが僕の仕事。どの場面で行くのか。あとは開幕ピッチャー以外はちょっと順番を任せて。入れ替えのメンバーも任せて。でも、どうしてもこの選手を上げてほしいという時は伝えて。その後のことは考えてもらって。先発が11人いるんですよ。そこからどうやって宮西コーチが中継ぎに持っていくか。人数とか、難しいと思うんですよ。でも僕の中では、福島くんなんかはやっぱり先発なんですよね。出力が下がらないので。でも、中継ぎでもいいですしね。使いたくなる。8人くらいで(先発ローテーションを)回したパターンがあったじゃないですか。あれは先発ピッチャーを長く投げさせられるので。でも、今年は長く投げさせすぎましたね。その前が26くらいしてたかな、完投を。今年は20くらいかなと思いながら、引っ張っていってミスをしたので。そのへんも宮西コーチは分かっている。たぶん選手たちも、わあ~ここ代えた方がいいよボスということはたくさんあったと思う。もう俺たちの番やろ、まだ引っ張るの?と。前の年が成功していたからそうなってしまいますよね。この回を踏ん張ったらゼロであと3回くらい抑えてくれるだろうというところで、2点とか1点取られて離されたケースもあるから。そこの正解はないですけどね」

―先発の球数、イニングを減らし、登板間隔を短くする考えもあるか
「それはもう宮西スペシャルコーチ(笑)にちょっと聞いてください」

―稲葉2軍監督が1軍のコーチに
「横尾コーチは左バッターの気持ちが分からないですよね。打ったことがないんだから。打ち方というのが全然違うので。やっぱりメインは清宮くんとか矢沢くん。矢沢くんのようなバッティングも稲葉コーチはしていたので、意外と。本当の中距離でしたね。中距離バッターにしてほしいですね。ホームランバッターというより、勝手に飛んでいたので今年は。あとは見極め。(稲葉)あっちゃんも選球眼が良かったかな」

【一問一答:稲葉篤紀2軍監督 来季から1軍コーチ「みんなレベルアップしていかなくちゃいけないんですよ」】

―良かった印象
「僕は2年しか一緒にプレーしていないからね、稲葉コーチと。チャンスの時はいつも『新庄さん代わってください』と言われていた。チャンスで打つのが嫌だった。いつでも代わってほしいわ(笑)。俺、大好物やでと言っていた記憶がありますね。『なんでそういう気持ちになれるんですか』と。打てなくたってあさってには忘れているよ、みんな。打ったら忘れられない。おいしい場面。左ピッチャーの時、僕が5番打っていたんですよ。右の時はヒルマンが5番と6番を変更。面倒くさいからもう6番にしてくれと言ったんですよ。俺、(今は)コロコロコロコロ代えているけど。当時、あっちゃんが5番の方がチームとして点数が取れると思った。意外と6番は打点が稼げるんです。おいしい場面が結構来るから、個人的には6番の方がいいなと。5番の方がちょっとプレッシャーになるみたいなんですよね、クリーンアップというところで。あの時、小笠原くん、セギノールが良かったから2回に1回くらい塁に出ていた。よっしゃと」

―(エスコンの外野フェンスに触れて)
「この球場、(本塁打が)ライトに入りやすいと言うけど、ライトの方が広いと知っていますか。だから実力で打っているんです。ライトは狭い狭いと言うけど、意外と広いでしょ。レフトの方が狭い。だから左バッターも向こうに打てばいいんですよ。稲葉コーチはレフトの方にホームランを打っているイメージはあまりないかな。インコース低めをヘッドが立ったままパーンというイメージはありますよね。有薗くんも伸びてほしいですね。本当に。あの打球速度は魅力ですね。山県くんも170キロくらいあるんですよ。クライマックスシリーズでセンターオーバーを打ったでしょ。あれが169か170。振りなさいと言ってから打球速度も上がって。打球速度だけが全てじゃないですけど、打球速度が関係してくるのは三遊間の当たりで捕るか捕れないかというところのレフト前はデカいね、左バッター。ランナー一塁で打球速度が速いライト線の一、三塁ができたらすごい動かせる」

―巨人と中日が新監督を迎えた
「盛り上がるね。プロ野球の話題が出るということ自体がめちゃくちゃうれしいです。松井監督が就任して、工藤監督が戻ってきてくれたことによってプロ野球の記事が出るでしょう。それがうれしいですよ。対戦も楽しみだし。意外とホームランバッターだったのでバントが多いだろうなとか、エンドラン使うだろうなとか。そういうものでしょ。阿部監督の時、そうじゃなかったですか。意外と工藤監督だったら細かいことはない野球をするのかなとか。ピッチャー出身なので投手の起用の仕方とかも楽しみ。ここでこの選手をこの位置に持ってきたんだ、というところも勉強している時は楽しい。まあでも、楽しいのはオープン戦だけですよ。シーズン入ると出す勇気というのが世間の声から、だんだんだんだんできなくなってくる。マジで、ここでこのバッターを代えたら世間の声はすごいだろうなとか、特にジャイアンツなんか。それを気にせずできるか」

―気にせずできたか
「僕はもう(笑)。すごいDMの量だけど、ブロックしすぎて、けんしょう炎になったもん。それぐらい来る。変わったことをすると…プロ野球の常識みたいなルールから外れたら、それはボロクソ言われますよ。でも成功したら面白いに変わる。その勇気があるかどうか。監督になるとね、どの球団の監督もしたいけど、なかなかできないんですよね」

―松井監督はたぶんSNSをやってなかったと思うのでDMは来ないはず
「逆にしてほしいぐらい。松井くんの情報、知りたくない? でも一番はやらないことが正解。僕は野球以外の宣伝もあるので。僕が辞めたら寂しいでしょ? 最近出していないけど。最近、バイクを買ったので、バイクで走っているのを上げようかなと。野球のシーズンは終わったでしょ。このキャンプはもうコーチたちが監督ですから。みんなで話し合いをしてどこを良くしてくるか。マイナスポイントは一番分かっているので」

―自身のアップデートは
「なんか、バランスが悪いよね。無呼吸が…いつも顔がむくむんですよ、息が止まっているから。朝起きたら目が開きづらいとか。CPAP(シーパップ)をしているんですけど、これを治さんことにはと思って調べているんですけど、治し方がないんですよね。(睡眠時無呼吸は)監督になってから。それまではCPAPの存在も知らなかったし。結構多いんじゃないですか、監督をやられている方。寝なかったらいいか」

―睡眠は浅い方か
「浅いし、でも(試合の)映像を見ていたらこうなりますよ。だいたい(眠りにつくのは)4時とか。十分でしょ。それくらいまで起きてたら寝られる。でもエラーのシーンは結構、見るんですよね、しかも三塁線。はじいて暴投してセカンド、サード行かれて点数取られて負けるという。僕、トイレに行かないから。生涯、夜中に起きてトイレに行ったことが数回ですよ、この年でも。みんな行く? 行ったら起きるでしょう。僕は我慢できます。我慢してないけど。例えば5時半に1度起きて、例えば9時起きの予定だったら、ちょっとしたいなと思うけど、そのまま寝られます。夜中にトイレ行くことはない。変わっているんですよ僕。他の人とたぶん体が違うから。脳と(笑)。中日は工藤監督になってガラッと変わったりするのかな」

―工藤監督は厳しい指導をすると言われている
「それもどうなるか。厳しいというより、当たり前のことをさせたら厳しいメニューになってしまうということでしょう。それをやって成功した方なので。時代がそうさせない方向にきていますけど。成績は今年最下位? だったら変える必要がありますもんね。でもうちも最下位みたいなもんでしょ、今年の成績は。ファンの期待からしたら。絶対優勝と思って、最後の最後まで優勝争いをしているというイメージで始まったシーズンで。たったの貯金16しかできない。それはもう最下位みたいなものですよ。でもここからガターンと落ちるケースがあるでしょ、たまに。その後がまたいいとか。あれはなんなんでしょうね。あるんですよ、そのパターンがよく。優勝して、最下位。まあソフトバンクはないでしょうけど」

―日本シリーズは競り合いが多かった。DeNAの戦いを見て参考になる部分はあったか
「(DeNAの)平良くんに対して。僕たちも平良くんに対して左バッターはちょっと打つのが難しいだろうなと考えて右バッター(を重視した)。試合前とかその前日に考えてオーダーを組むんですけど、さすがだなと思った、あのオーダーを見た時。柳田くんを下げたでしょう。それで山本くんを上げたでしょう、5番に。小久保監督のインタビューを聞いていても、今年は1回もスタメンを決めていないらしい。全部、長谷川コーチ。あ、そうなんだと。だから長谷川コーチのファインプレーと言っていましたよ。でもソフトバンクも後半、固定でやっていたけど、その前までは結構バラバラでしたからね。正木くんがデカいですよね。正木くんが1番で。最初、正木くんが来た時に結果を出す、出さないの前に面白いなと。結果を出して不動になって。こればかりは、来年どうなるか分からないですけどね。もしかして3番にどっしり座るかもしれない。分からないけど、それは長谷川コーチが決めるんでしょうね。ただ、細かい動きはないから、ソフトバンクさん。2ランスクイズやらダブルスチールやら、新しい作戦やらで流れを持ってこないといけない時があるので。2ランスクイズしてからパパパパっと勝った時に、やっぱりあそこがポイントだったな、という試合があったし。7回くらいしてるらしいね、俺。プロ野球で。ドカベンやんと。ドカベンでも見たことないか。今度、ドカベンの帯、僕がコメントしているので。ちょっと見てみてください。俺、登場してる。その情報は水島さん本人から聞いたことがある。新庄さん出しますのでと」

―野球マンガはキャプテンも好きだった
「谷口くん、谷口くんの影響で陰で努力するタイプ。穴観音という神社で友達と一緒に練習をやっていた。瀬古さんのSBのタンクトップでやっていたね。ずっと、壁にぶつけて。そこの和尚さんに怒られて。『剛志、いらんことすんな』と。すいませーん。でもそこの和尚さんもプロ野球選手になったら、うれしかったでしょうね。あの剛志がと。階段も120段くらいあったんだけど、そこでトレーニングができたんです。プロ野球選手になってこのボロボロの家を豪華な家にしたいという気持ち、あとカウンタック。その2つを思いながら穴観音の階段を登っていたもん。あとは親父のおかげかな、植木屋の。ハシゴに登って大バサミがあるんですけど、これが握力のトレーニングになるからと言われてやっていた。あとデザイン性。木を自分でデザインできるから。それで勝手に握力が付いた。ちっちゃい頃からそういうことをさせていたら野球にプラスになるなと。あとお米。お米を握ったり。遠投とか、肩の強さは肩が強いんじゃない、手首が強いんです。最後の手首の強さが遠投ですから。だからノーステップでも手首さえ強かったらバックスクリーンに放り込める。手首の使い方があんまりうまくないですよね、今の子は。ここ(手前)で投げようとするから力が入る。僕は20センチ先なんです。リリースポイントから先、20センチ。この感覚だけは分からんやろうな」

―森本コーチが2軍監督に
「しかし寂しいなー、ひちょりがいなくて。でもひちょりのためなんです、これは。やっぱりコーチも育てていかないといけないので。良くなってきたでしょう、最後の方。回したり、状況判断とか。何回も助けられて。子どもを海外に留学させるような気持ちですよ。一緒にやりたいもん。でも、ひちょりに来てもらって、予定通りです、これは。何年後かには2軍の監督というのを吉村さんに伝えて、ここだろうと」

―サードのベースコーチは西岡氏か
「松本コーチ。西岡くんは一、三塁をつくってもらうためにファーストですよ。うちの野球になったら、またさらにアイデアとか出てくるんじゃないですか。まずサインを覚えるのが大変。マジかと。松本コーチも西岡コーチも大変だと思うよ。来年、ピッチクロックが導入されたらどうしようかと思って。サインをずっとは出せんから。導入されないでしょうけど、たぶん。徐々に導入されそうだから変えていく必要もあります。簡単というか、バレないような出し方を。30箇所ないからね、(サインで触る)場所が。下半身が使えないんです、座ってると見づらいから。動くなということか。もうリストバンドでいいんじゃない?」

―球宴でバレていた
「すぐに坂本くんにバレていた。おとなしくしよう、もう。オールスターはもう、大人にならないと。ヘッドスライディングしている場合じゃない。コーチが(笑)。1面やで。ごめんなさい。あれは本当にごめんなさいと思う、MVPの選手に。もっと格好良くイメージはしていたんだけど。いいでしょう、こういう監督がいても。野村監督は野村監督でまた独特の面白さがあったけど。マスコミに言っていることと選手に伝えることがえらい違ったから。どっちを信じていいか分からん」

―メディアの方へ厳しいことをあえて言っていた
「厳しかったね。それが一番の情報源だったから。他の選手はね。僕はどういう意味ですかと直接しゃべりに行く。『あれはウソやとか』。選手は聞きに行けない。だってキャンプ初日、監督室に行ってミーティングが長いと言えないでしょう。2時間も無理です監督、寝ますよ。真剣に聞きたいので学校の授業と一緒にしてくださいと。それだったら時間も気にせず黒板に書いた字を覚えて、よしとなるので。ここからオーバーすると、もう集中力がなくなります。『そっか、じゃあ5分増やしていいか』と言われて。50分を過ぎたんですよ、時計を見てて。ごめんなさい、1分過ぎました、終わりと。そうしたら広沢さんが来て、『おまえ、ミーティング時間を減らしたの?』と。きのう、言いに行きました、普通に部屋に行ってと伝えたら『ありがとう、マジうれしいわ』と。広沢さん、野村監督と何年してきたか、ヤクルトも含めて。あれが嫌で嫌で。長い時、2時間半とかあったらしくて。もうノリだから。助かるわ、ありがとうと言われた覚えがありますね。あと、3回同じことを言ったら部屋に行っていました。せめて2回。2回話し始めたら僕が『ゴホン』とします。俺と野村監督しか知らない。しかし(阪神が)弱かったからね、あの時は。4年連続最下位か。逆にすごいなと思った」

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