ファイターズ
2022/05/24 06:00

24日からセ・パ交流戦 25日誕生日・清宮 思い出の神宮で祝砲だ!

神宮の夜空にアーチを描けるか! プロで初めて神宮球場での公式戦に臨む清宮。気合十分だ

 凱旋弾だ! 24日にセ・パ交流戦が開幕し、日本ハムは神宮球場でセ・リーグ首位のヤクルトと対戦する。東京出身の清宮幸太郎内野手(22)にとって、同球場は早実高時代にプレーした思い出の場所。あす25日に23歳の誕生日を迎える若きスラッガーは地元で大暴れすることを誓った。

怪物伝説残してきた球場「めちゃめちゃ楽しみ」

 青春時代の思い出が詰まった聖地に帰ってくる。公式戦では初めてとなる神宮球場凱旋。きょう24日からのヤクルト3連戦を前に、清宮は胸を高鳴らせた。

 「しかも僕、誕生日なので。神宮、めちゃめちゃ楽しみです」と早くも気合十分。「でも、楽しみとか言っちゃうと、ちょっと変なプレッシャーになっちゃうので、いつも通りいきます」と、はにかんだ。

 怪物スラッガーとして、同球場で数々の伝説を残してきた。早実高1年夏の西東京大会決勝では大逆転勝利で甲子園出場を決めた。史上初のナイター開催となった3年春の東京大会では2本塁打を放ち、18―17の死闘の末、日大三高に競り勝った。「懐かしいですね。同じように打てればいいと思います」と意気込む。

 プロ入り後も相性の良さは健在だ。公式戦ではないものの、コロナ禍で開幕が遅れた20年6月の練習試合でプレーした。左中間席へ豪快な一発を放った同学年のヤクルト・村上に負けじと、右越え本塁打を放った。

 さらに、誕生日にはめっぽう強い。「別に印象はないです」と振り返るが、1年目の18年は4打数2安打1打点、19年は4打数1安打2打点だった。バースデー安打、打点を挙げており、残るはバースデーアーチ。「ホームランはないですね。頑張ります」と声を弾ませた。

 5年目の今季はここまで打率.209、4本塁打、11打点。決して満足のいく成績ではないが、クリーンアップを任されるなど新庄ビッグボスら首脳陣の期待は大きい。

 「絶好の機会だと思っているので、試合は本当に楽しむだけ。それまでの準備だったり日々の練習だったり、絶対に怠っちゃいけない部分だと思う」。1軍生き残りが懸かる交流戦。慣れ親しんだ舞台で、自ら祝砲を上げる。

あわせて読みたい