コンサドーレ
2022/05/14 22:55

札幌 首位・鹿島に1-4完敗…連続無失点試合5でストップ

後半、4点目を奪われ肩を落とす札幌イレブン(撮影・舘山国敏)

■札幌1-4鹿島(14日、茨城・県立カシマサッカースタジアム)

 4失点完敗―。北海道コンサドーレ札幌はアウェーで鹿島と対戦し、1―4で敗れた。防戦一方の展開で好機を作らせてもらえず、前半のうちに3失点。反撃を期した後半3分にも得点を許し、勝負が決まった。連続無失点は5試合でストップ。6試合ぶりの黒星で11位に後退した。

攻守で精彩欠き勢い止められず チームは11位に後退

 首位チームの圧力に屈した。球際、出足で上回られ、攻守に精彩を欠いた。前半6分、6試合ぶりにゴールを割られると、大きく崩れて4失点の大敗。警戒していた上田、鈴木の2トップに3得点を許し、勢いを与えてしまった。

 流れも悪かった。象徴的だったのは1点ビハインドの前半27分に与えたPKのシーン。GK菅野がシュートストップに成功も、VARの介入でやり直しに。2度目を決められて、リードが広がった。

 ぬか喜びの精神的ダメージは大きく、同ロスタイムには3点目を献上。指揮官は後半開始からMF青木、FWトゥチッチを投入し反攻を試みるも、同3分にも失点。その後は自分たちの時間も作ったが、同24分にFW菅の右足ミドルで1点を返すのがやっとだった。キャリアハイの3得点目にも菅は「冷静に打てたが、結果につながらなかったので何とも思わない得点」と悔しさをあらわにした。

 勝ち点を奪えなかったことに加えて、前半44分にMF高嶺が右太もも裏を痛め負傷交代。この日イエローカードをもらったMF宮沢は、累積警告で次節は出場できない。迎える苦境にも、団結し立て直しを図る。

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