■日本ハム０－４西武（２９日、札幌ドーム）

新人左腕・佐藤から２安打

　「１番・中堅」で先発した近藤が持ち前の打撃技術でマルチ安打を記録した。一回、西武の新人左腕・佐藤の初球を中前にはじき返すと、五回の第３打席には三遊間を破る左前打をマーク。開幕４試合を終え、打率・３６４、出塁率・５６３と、さすがの数字を残している。
　例年と変わらず、連日快音を響かせているが、チームはなかなか白星を挙げられない。近藤は「きょうは何もありません。全て自分の責任です」とコメント。チームリーダーとして、開幕４連敗の責任を背負った。
　今季は中堅を任されるなど、新庄監督からの信頼も厚い。今季初勝利、そして逆襲へ向けて、近藤の存在は必要不可欠。出口の見えないトンネルで光を照らすのは、選手会長しかいない。