１軍の打者たちから洗礼を浴びた。オープン戦２度目の先発となった道産子左腕・根本が、４回４失点で初黒星。二回に押し出し四球と中村の３点適時二塁打で、一挙４点を奪われた。

　森、山川らが並んだ強力打線の迫力に押され「厳しいところを狙いすぎた」と計６四球。「２軍とは全然違う。２軍では打ち損じでアウトになることがあった。そこをしっかり捉えてくる」と脱帽するしかなかった。

　収穫は磨いてきたチェンジアップだ。一回２死一、二塁のピンチで外崎を投ゴロに仕留めるなど、手応えをつかんだ。修正点には変化球に頼りすぎたことを挙げ、「びびった感じも多少はあった。もっと真っすぐで押せれば、また変化球も効いてくる。この経験は今後に生かせる」と次回登板を見据えた。

吉田　主力打者封じた

　３点ビハインドの七回に３番手で登板し、１回を１安打無失点に抑えた。１番からの好打順も鈴木、森を打ち取り、３番・中村には左前に運ばれたが、山川を左飛に仕留めた。中継ぎ起用には「ちょっと違和感はある」としつつも、「主力級のパワーある打者に、どれだけ直球で勝負できるか試したかった。いい経験になった」と自信を深めた。（ベルーナドーム）