ファイターズ
2022/03/16 14:43

姫野支配下獲りへ最速156キロ直球で押す!

きょう先発登板する姫野はブルペンで調整。新庄監督も見つめ、期待の大きさがうかがえる(撮影・松本奈央)

 剛速球で支配下入りアピールだ! 日本ハムの姫野優也投手(24)が、きょう16日のオープン戦(VS西武、ベルーナドーム)に先発する。1イニングのみの登板になる予定で、最速156キロの直球を中心に押しまくるつもりだ。育成右腕がビッグボス・新庄剛志監督(50)の目の前で存在感を発揮し、2桁背番号をつかみ取る。

 投手転向から約10カ月。育成選手の姫野が初めて“1軍”のマウンドに上がる。きょう16日の西武戦に先発し、1イニングを投げる予定。野手時代も含め、プロ7年目でオープン戦初出場だ。「初めてでちょっと緊張してますが、楽しみの方が大きいので、自信を持って楽しんでいこうと思っています」と力強く意気込んだ。

 最速156キロの直球が最大のアピールポイント。今季初の実戦登板となった8日の春季教育リーグ(VSロッテ)では、いきなり155キロを計測した。「自分が思っている以上に球速が出ている」と手応えを感じている。

 オフには元チームメートの巨人・中田らと合同自主トレを敢行。「体をかなりつくって、使い方をいろいろ教わった。それが生きています」ときっぱり。注目が集まる舞台での自己最速更新へ「思いっきり腕を振って投げていたら、勝手に出てくれると思う。自分の持ち味を最大限に出していこうかなと思っています」と自信をみなぎらせた。

 登板前日の15日は、敵地のブルペンで約35球を熱投。見守った新庄ビッグボスに球種を指定される場面もあったが「どの球種かは言わないです。あしたそれを投げるかもしれない」と口を閉ざした。「僕は1球1球が大事なので。支配下を目指して頑張りたい」。内容次第で支配下入りが大きく近づく大事な一戦。強い覚悟で、大勝負に挑む。

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