ファイターズ
2021/09/12 10:10

加藤7回粘投!5月12日以来白星

5失点しながらも今季4勝目を挙げた加藤

■日本ハム17-5ソフトバンク(11日、札幌ドーム)

 悲運の日々がようやく報われた。先発の加藤が大量援護に後押しされ、7回5失点で今季4勝目を挙げた。満点の内容ではなかったが、チームの連敗ストップに貢献。「野手に助けられた試合です」と味方に感謝しつつ「リズム良く投げることだけ考えて投げました。最低限、7回まで投げられたことは良かったと思います」と、4カ月ぶりとなる白星の味をかみしめていた。


 一回から打線に火が付き、打者15人の猛攻で11点を奪った。二回も打者一巡で5点を追加。攻撃時間が長く、集中力を保ちにくい展開でも加藤はポーカーフェースのまま、淡々と投げた。三回に3長短打で2点を失ったものの、四回と五回は無失点。六回と七回には本塁打を浴び「ホームラン2本を打たれたことは悔いが残ります」と反省したが、116球を投げ、登板過多のリリーフ陣に休息を与えた。


 5月12日のオリックス戦で3勝目をマークしてから6連敗。12試合続けて勝てなかったが、腐らなかった。タフなメンタルを備えた6年目左腕は苦しくても辛抱し、負の連鎖を断ち切った。

 ■今季初登板の上原 連打浴びるも無失点締め

 大量12点リードの九回に今季初登板を果たし、1回を無失点に抑えた。1死から上林、三森の連打で一、三塁とされたが、強打の柳田、栗原を打ち取ってゲームセット。今季は首や肩に不安を抱えて出遅れたが「プレーは全力でできている。何も考えず、自分の持っているボールを見てもらおうと思った。とりあえず1試合投げられて良かった」と安堵した。(札幌ドーム)

 ■立野はきょう先発で本拠地初登板

 きょう12日のソフトバンク戦に先発し、プロ初の本拠地登板に臨む。「ホームはファンの方がたくさんいるので、ビジターより頑張らないといけない」と気を引き締めた。柳田ら相手の強打者たちを警戒し「いいバッターが揃っているチームなので、強気に攻めたい。引いたら負けなので」と力強く意気込んだ。(札幌ドーム)

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