コンサドーレ
木實快斗のJ初ゴールで4連勝 セットプレーの裏側にあった柴田慎吾コーチのデザイン
■J2第14節 札幌1-0湘南(10月31日、札幌厚別公園競技場)

19歳の若武者が決勝ゴール
チーム一丸でつかみ取った白星だ。ホームに湘南ベルマーレを迎えた北海道コンサドーレ札幌は、2019年以来7年ぶりとなるリーグ戦4連勝。さらにその4勝全てを完封したのは実に10年ぶりだ。これで勝ち点を「20」に伸ばし、9位に浮上した。値千金の決勝点となったのが、前半16分にMF木實快斗(19)が決めたJリーグ初ゴール。この得点の裏側には、セットプレーの攻撃を担当している柴田慎吾コーチ(41)の的確な戦術分析があった。
虹を架けた厚別の空
屈辱の大敗を喫し、札幌サポーターの大ブーイングが巻き起こった9月6日の栃木C戦(1●4)から55日。雨上がりで虹も架かった厚別の空には、7年ぶりの4連勝を祝福するサポーターの大歓声が響いた。殊勲の木實は「自分のゴールで勝てたということで、すごく嬉しさを感じました。(良い)雰囲気をつくってくれたサポーターには本当に感謝しています」と、明るい表情で熱戦を振り返った。
「一番支えてくれた親に伝えたい」
試合が動いたのは前半16分の左CKの場面。キッカーを務めたMFスパチョークが、ゴール前を固める湘南の選手たちの意表を突いて、ペナルティーエリア手前中央にグラウンダーのパスを送ると、がら空きのスペースに走り込んだ木實が利き足の左足でシュート。そのボールは湘南守備陣の間隙を縫ってゴール右下へ突き刺った。この得点は木實にとってプロ2年目での嬉しいJリーグ初ゴール。通算34試合目での待望の瞬間に「一番支えてくれた親に(喜びを)伝えたいです」。19歳は育ててくれた両親への感謝を口にした。