【月刊コンサドーレ11月号】大森真吾インタビュー「自分の得点で、札幌をJ1に戻す」《赤黒の肖像》
文=斉藤宏則 写真=溝口明日花
25日の発売前に、チラッと途中までどうぞ
道新スポーツデジタルでは、毎月発行されている「月刊コンサドーレ」の記事の中から一部を抜粋し、発売に先がけて公開します。今回は10月25日に発売される11月号からMF大森真吾(25)のインタビュー「赤黒の肖像」を紹介。記事の途中までですが、購入前の参考にしてください。
危機感を力に変え、はい上がる25歳
プロ4年目を迎えたFW大森真吾にとって、今季は大きな意味を持つシーズンだ。札幌で出場機会をつかめず、期限付き移籍した北九州、山形でも苦しい時間を過ごした。だが、山形で自身と向き合い、走力とヘディングシュートを磨き上げた。札幌復帰後に掲げる目標は二桁得点。その先に待つ新たな自信とJ1復帰を見据え、25歳のストライカーが歩みを進める。
「生き残るために」必死でつかんだ成長
——この2026年はプロ生活4年目を迎えています。ここまでのキャリアをどのように振り返りますか。
プロ入り当初はけがが多く、自分が思い描くようなサッカーがなかなかできませんでした。その中で2年目に関してはミシャ(ミハイロ・ペトロヴィッチ/現名古屋監督)からチャンスをもらい、J1のレベルを肌で知ることができたのは貴重な経験ではありましたが、継続的な活躍には至らずといった状況でした。
そして、2年目の途中から期限付きで北九州へ、翌年は山形へと続けて移籍しましたが、そこでもなかなかうまくいかず、苦しかったですね。その間に札幌はJ2に降格してしまい、活躍できなかった身としては当然ながら責任も感じました。
でも、山形での1年間は試合にこそなかなか出場できませんでしたが、けがなくプレーできたので、しっかりと自分自身を見つめ直すという意味では価値のある時間を過ごすことができました。そこで身に付けたものが今年の百年構想リーグで、ある程度発揮できたのかなと思っています。

——山形では具体的にどういったことを積み上げてたのでしょうか。
負荷をかけたトレーニングにしっかりと打ち込むことができたのが大きかったです。思いのほか試合に出ることができず、そこについては悔しさなど、いろんな感情がありました。その一方で試合に出られていない分、日々のトレーニングの負荷を強くしたり、筋トレで体を強化するなど、いろいろと試行錯誤を繰り返したことが成長をもたらしました。具体的に強化できた部分を挙げるならば、「走力」です。自分の体について、真剣に向き合ってトレーニングしたので、走るという部分に関しては山形でとてもいい手応えを得ることができました。札幌に復帰してからは、前線からの守備のところで、その成果を発揮できていると感じていますので。
クロスからのシュートという部分についても山形で成長できた点です。第6節のアウェー仙台戦でクロスボールをヘディングで決めましたが、ヘディングシュートはあまり得意ではないというか、これまでのサッカー人生ではヘディングからの得点はあまり多くなかったんです。そこについては山形でコーチの佐藤尽さん(02年7月~04年札幌でプレー)らに全体練習後にほぼ毎日、付きっきりで指導してもらいました。その成果が出せているのは素直にうれしいです。
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■プロフィール 大森 真吾(おおもり・しんご) 2001年2月9日生まれ、福岡県出身。身長181㎝、体重77㎏。小倉南FCジュニアユースから東福岡高へ進学。高校卒業後は順天堂大に進み、1年時から活躍。U-18・U-19日本代表にも選出されるなど、世代別代表としてプレーした。23年に札幌へ加入し、同年11月のFC東京戦でJリーグ初ゴールを記録。24年夏には北九州へ育成型期限付き移籍し、地元・北九州で再起を図る。その後、山形を経て、26年から再び札幌でプレー。フィジカルの強さと技術を併せ持ち、前線で起点となるストライカー。