ファイターズ
2026/05/12 21:25 NEW

《ハム番24時》5月12日


 苦境に陥った時に、人柄が出るとよく言われる。マルティネスはきっと、真面目でいい人だ。この日の2軍楽天戦では本塁打を含む3安打2打点と暴れたが、それまで1軍帯同中も含めて3週間、安打が出ていなかった。それでも腐ることなく、普段通りに練習をこなし、記者を見つけると、笑顔で声をかけてくれていた。

 2軍では打率5割と圧倒的。だからといって助っ人は「1軍でも、もっと打席をもらえれば」といった言い訳を一切しない。「機会があれば、結果を残すという自信は間違いなくあるけど、それは自分だけではなく、ほかの選手にも言えること。自分はもらったチャンスを生かせなかったと認識していますし、納得しています。野球はそういうもの。プロの世界でチャンスを生かせなければ、次のチャンスを待つしかない」。自責思考を貫く姿勢に、どこか日本人らしさを感じた。

 何度2軍行きを通告されても、「次のチャンスまで、良い準備をするということにフォーカスしています」と、すぐに気持ちを切り替える。なぜ、どんな時も前向きに行動できるのか―。答えはシンプルだった。「野球が好き、という気持ちを今も変わらずに持っています。まずは野球を〝愉しむ〟こと。それは、1軍でもファームでも意識しています」。マルティネスの純粋な「野球が好き」という気持ちが次こそ1軍で、結果に結び付くことを願っている。

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