《SHINJOの信条》3つ勝ってエスコンに戻ってきて3つ勝って。それしか考えていないです
■オープン戦 ヤクルト1-1日本ハム(3月22日、エスコンフィールド北海道)試合詳細はコチラ
試合後、取材に応じた新庄剛志監督(54)の一問一答は以下の通り。
―緊迫した試合が続いた。プレシーズンマッチを終えて手応えは
「どうですか、このユニホーム。選手たちがグラウンドに集まった時、このユニホームのオーラが出て強そうでしょ。強いんですけど(笑)。みずほペイペイ(ドーム)の試合のときのビジター用ユニホームの選手たちの感じがちょっと違って、僕の中で。吉村本部長にお願いして、ちょっと雰囲気を変えたいのでこれ、着ることはできますかと言ったら、少々お待ちくださいと。2日後にオッケーが出て、よっしゃあと。うれしかったです」
―きょうは有原が開幕前最後の登板。内容はどうだったか
「僕が言うまでもないでしょう。さすがの仕上げ方というか。コツを知っているピッチャーなので心配はしていないですし。去年の開幕投手で有原くんが投げて結構、打たれたんですよね、マリーンズさんにね。そういう苦い経験もしたというところがまたプラスで。今年はどこで投げるか、まだ言いませんが(笑)。いい仕上げをしてくれたと思います」
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―その後の北山に関しては
「ボールが変わったのでどうなるかなと。ブルペンからいいボールを放っていたし。最後、もう1人投げさせてくださいと言われて。回をまたいで投げたかったんですよね。そういう感覚とか、本人も分かっていると思うし、全く問題ないです」
―三振も6つ奪ったが
「三振とかいうより、日本のボールに早く馴染む、感覚を取り戻すという登板だったので。また投げるまでの間の練習で、キャッチボールとかでさらに感覚を取り戻してもらって」
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―オープン戦を全て終えて、開幕ローテーションは固まったか
「もちろん。野手の方がね…。相手が上沢くんなので。去年のデータを見たりするのはあまり好きじゃないんです。今年は今年でまた変わるので、上沢くんも、うちの野手もね。あとは僕が上沢くんのオープン戦で投げている球筋とか、変化球が多いのかどうかとか、映像で見ながら、うちのバッターの軌道がこのボールに合いそうだな、というところを判断して開幕スタメンを決めていきたいので」
―各ポジション非常に層が厚くなっている
「最後の代打でも1チーム作れたでしょ。だからもうこればかりは…。ペイペイの練習の雰囲気を見ながら決めるかもしれないし、1日前に決めるかもしれないし、ちょっとその辺は分からないですね。あとはこれから1軍のベンチの人数も決まっているので、入れ替えというか、誰を外すかっていうのも今から考えないといけない」
―どんなスタートダッシュをイメージしているか
「スタートダッシュというよりも、3つ勝ってエスコンに戻ってきて3つ勝って。それしか考えていないです」
―最後に古林が160キロを計測
「良かったね。清水(優心)くんも言っていました、むちゃくちゃ速いと。ベンチから見ていても腕の振りがものすごくキレてたというか。僕はいつもバッター目線で、古林に対してバッターボックスに立ったイメージでボールを見るんですけど、足をついてからワンテンポ遅れるのがものすごく嫌で。そこからのあの球速でしょ。本当に打ちづらいと思うんですけど。ただ、あの160キロ近くのボールで空振りが取れていなかったのはちょっと気になったんですけど、相手バッターの増田くんも調子がいいので、判断しづらかったなと思います」
―オープン戦を同率首位で終えた
「もう5年目ですよ。大丈夫です。オープン戦は12位でいいぐらいです(笑)。全く問題ないです。賞金をもらえるなら狙っていましたけど、がっつり。ないんでしょ?」
―1軍に合流した清宮幸と万波が安打
「打ったね。2人とも打って。毎日のように鎌ケ谷の試合を見ていたんですけど、打席の中でのタイミングの取り方とか、リラックスの仕方をこっちに持ってきてもらえれば、普通に打てる選手なので。1軍に来たら結果が欲しいのは分かるんですけど、そう思うとどうしてもボール球に手を出してしまうから。鎌ケ谷のまま、余裕を持って、相手を見下ろすような感じで打席に入ってくれたら背筋もピーンと伸びてくるだろうし。でも1軍のピッチャーになってくるとタイミングが遅いと差し込まれるから、ちょっとだけタイミングを早く取ってもらえたら同じようなボールに見えてくるから。ただ、(相手)ピッチャーによって1カ月ぐらいはメンバーも変わってくるし。いいピッチャーだったら守備重視で行くかもしれない。1カ月で結果を出してもらえば、1年間ずっと出られる。選手個人の力というか、それを出し切ってもらうしかないですよね。固定で戦いたいとずっと言っているので」
―2人がいない間に、内外野ともに底上げできたか
「でも、あの2人にやってもらわないといけない、という考えはありましたね。(代わって出ていた選手が)かなり絶好調だったら変わっていただろうし。そこまで飛び抜けて良い成績を残した選手がライト、ファーストで出てこなかったから。やっぱり頼るところは万波くん、清宮くんですけど…。分からないですからね、こればかりは始まってみないと。特に万波くんは。一気に4本打つし、一気に4三振するし。でも大丈夫でしょう」
―メンバーを固定したいと。あらためて固定するメリットは
「打順も守備位置も、流れがある。前の試合はこういう結果になったけど、同じ打順だったら考え方も変わってくるだろうし。こういう時はこうすればいいと(修正できる)。下手に1番、2番に入るとバッティングを変える選手がすごく多いんですよ。そういう面では固定して流れをつかませると。僕がそうでしたからね。ずっとスタメンでフルシーズン守って。ヒルマンに言っていましたもん、僕。1番とか5番とか6番になるから、もう6番で固定してと。そっちの方が流れがつかめるからと言っていました。で6番。左ピッチャーの時に僕が5番で、稲葉くんが6番だったんです。それで右ピッチャーだと反対になったりしていたから。じゃあ、そうしているんだったら固定せえってね(笑)。俺がそれを味わっているんだったら(笑)。でも、層を厚くしたいというのが目的だったので。実際に厚くなったので良かったんですけど。今年はもうてっぺんを取るために固定して戦っていかないと。去年は固定せずに2位だったから。そっちの方向では行きますけど。こう言ってるけどな…。例えば、足が張ったり、体調不良とか、調子が悪かったりして、有薗くんがパッカンパッカンパッカンパッカン打っていたら、呼んですぐに使いたくもなるだろうし。左ピッチャーだったら今川くんがいいし、みたいな。西川くんの調子が上がってこなかったら1回、フォームを固めるためにファームの方で打席立ってとか。今回の万波くんもそうだったんですけど。調子が上がってこなかったから、落とすんじゃなくて打席での(心の)持ちようを(2軍の試合で)してきなさいという。そっちの方ですね」
ー最初の打席で1本出て、そのあと三振も。万波の状態は戻ってきているか
「分からん、それは。開幕したらどの選手も分からないから(笑)。急にどうしようもなかった選手がポーンと来るだろうし。郡司くんなんか、めちゃくちゃいいでしょ、今。ピタッと止まるときがあるから。20打席打てないとかね、これ不思議なんですよ。まあ1本出たら、乗ってくるとは思うんですけど、みんな。内野安打でもポテンヒットでも1本さえ出たら乗ってくるんです。もう4打席、5打席ノーヒットだったら今シーズン打てないんじゃないかなと。これ思うんですよ。僕は思わなかったけどね(笑)。普通の人は思うんですよ」
―万波を5番に置いたが
「7番ではテンションが上がらない子なので。じゃあちょっと上げておこうかと。それだけ。僕もそうだった。8番なんて全くやる気が出ない。7番でも全くない。8番よりはまだいいかなという感じでした。1番とか4番になったらピタッと止まるんですよ、ボール球に。8番だったら、はあ、みたいな空振りが多かったんですけど。選手によっては打順(がモチベーションにかかわる)。清宮くんなんか全く気にしていないんですけど、何番だろうが。人によってはこの何年かで、ちょいちょい聞きながら合わせていくという。たまに来ますよ、選手から。必ず打つんで1番でお願いしますとか。何人かの選手は。かぶると迷いますね。あいつも1番、あいつも1番、どっちやねんと。もうジャンケンしかないですよね」
―そういう時の選手は打つのか
「打つ。打つんですよ。自信があるんでしょうね。試合が終わった後に室内でバッティングをしながら、よっしゃっというときがあるんですよ、1、2球で。あした打てるわ、という感覚がある。そういうときはもう選手を信じて、じゃあ行こうと。打つんですよ」
―監督が現役の時そういう感覚はあったのか
「僕はいつも打てると思っていました(笑)。でもしっかり練習はしていました。やっぱり練習をたくさんしたら、自信を持てるんですよね、自分に。これだけ練習をしたから間違いないだろうと。自分を信じられる打席が増えてくるので。調子が悪かったら遊びに行こうとか、なかったですね。でも今の子はもう調子が良かろうが悪かろうがガンガントレーニングをして、何時まで打っているのと。スタッフのことを考えろよ、というぐらい打っているので。それに関してはもう言うことはないんですけど。でもいくら打ったって成績や結果が出なかったら意味がないことなので、この世界は。試合が終わってシャワーを浴びてすぐ帰って体のケアをして、打てばいいことなので。しっかり守れればいいことなので」
―クローザーはだいたい固まったか
「それ、よう聞きたがるね(笑)。本番になったら分かりますと。いつもすぐ言っていたんですけど、今年はあまり言わずに、おお、これで来たかでいいでしょう、試合になって」
―古林は後ろで使おうと思っているのか
「…それは七、八、九(回で)。あのボールを見たら。七、八、九、十、十一、十二回(笑)。ただ、古林を中に入れたいと思ったポイントがあって。去年、一回から六回ぐらいまでの間に、体力的な問題もあれば、足がつり気味なところもあれば。投げていて疲労が溜まると、脇腹に来そうな投げ方という印象があって、僕の中ではものすごく不安があるんですよ。だったら1イニングの中であのボールを生かして。あとは中継ぎの経験。クローザーでもあの七、八、九回の中での経験は必ず生きてくるので。中継ぎの気持ちも分かるから。そういうところもプラスになるし。斎藤友貴哉くんが今はいないから、友貴哉くん次第では古林が…。最終的には先発ですよ、もちろん。先発のピッチャーなので。それまでは勉強プラス、ちょっと僕が怖いなという想像のもとで話はしているんですけど。これはやってみないと分からないので。前半は勝っていかないといけないから、古林は必要ですね。友貴哉くんがいたらまた話は変わってくるので。僕が考えて、この起用法です」