ファイターズ
2022/01/19 14:53

野村 一流の極意学び球界の4番になる C誠也、YS村上参考に研究

こだわりの4番、真の4番に野村がガンガン突き進む(球団提供)

 沖縄県伊江島で自主トレを行っている日本ハムの野村佑希内野手(21)がオンライン取材に応じ、あらためて4番へのこだわりを口にした。オフも広島・鈴木誠也外野手(27)、ヤクルト・村上宗隆内野手(21)のスイングを動画で研究。球界を代表する主砲を目指し、進化につながるヒントを探し求めている。

伊江島で自主トレ


 照準はブレない。中軸候補として期待されている野村は、譲れない願いを携えていた。昨年は10試合で4番を任され、主砲の自覚が芽生えた。助走期間はもう終わり。「4番が強いとチームも強い。そういうところを目指していきたい」と表情を引き締めた。
 入団3年目で99試合に出場し、打率・267、7本塁打、37打点の成績を残したが、理想とは隔たりがあった。「4番はシンプルに言うと頼れる打者。ファンのワクワク感や期待感があり、チーム内の信頼も1番厚い打者」。自らが考える条件に照らし合わすと、数字もインパクトも物足りなかった。
 セの打撃タイトルを獲得した鈴木誠、村上に目を付けた。映像でスイングを何度もチェック。「簡単にまねできるものじゃない」と前置きしながら、「打ちにいったときのトップの深さ、構えの大きさは通じるかなと。あとはスイングのキレ、体の回転のキレが全然違う」と感じた。一流の極意を熱心に学び、実践しようとしている。
 2月のキャンプ中には、侍ジャパンの指揮官に就任した栗山前監督も視察に訪れる予定。育ててくれた恩師への感謝は強く「去年から成長し、変わった姿を見せられたら」と力を込めた。チームが生まれ変わった2022年。高卒4年目のスラッガーが逆襲のカギを握っている。(榎本真之)

■細川 杉谷のサポート感謝
 杉谷に志願して伊江島自主トレに初参加している。守備の基礎固めがテーマで「拳士さんはたくさん守備のバリエーションを持っていますし、充実しています」と先輩のサポートに感謝した。また、高校時代に指導を受けたことがあるイチロー氏に関する書籍を持ち込み、読んでいるという。貴重な時間を有効活用し、シーズンへ備えている。(伊江島)

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