コンサドーレ
2022/01/17 15:13

札幌コロナ厳戒キャンプ本格始動「6部練」で対策

選手を3グループに分け、グラウンドでの練習をスタートさせたコンサドーレ(撮影・石栗賢)

 北海道コンサドーレ札幌の1次キャンプが本格スタート。グラウンドでの練習を開始した。新型コロナウイルス陽性者が複数出ていることから、密を避けて3グループに分散。午前、午後を合わせて“6部練”で対策した。DF福森晃斗(29)は昨季からの継続を強調。予期せぬアクシデントも「問題ない」と不安を一掃した。

福森「戦術浸透している」

 警戒態勢を強めている札幌は、練習を6人3グループに分けて実施。開始時間を45分ずつ、ずらすなど工夫して、午前午後の2部練習を行い、選手同士の接触機会を可能な限り減らした。ボール回しやコンディショニングのメニューが中心。少人数のため、できることは限られた。
 16日までに7選手が新型コロナウイルス陽性判定を受けた。前途多難の船出も、選手たちは冷静だ。福森は「連係も分かりきっている。問題ない」と言い切った。
 ペトロビッチ監督体制は5年目に突入。積み上げたベースがあり、戦術の落とし込みを焦る必要はない。新加入はミシャサッカーを熟知するFW興梠と、昨季からチーム活動に参加しているルーキーの2人だ。
 福森は「(興梠)慎三さんもミシャサッカーを知っているし、戦術は浸透している。個々が開幕に向けていい準備をしていくだけ」と自信を見せた。
 リーグ屈指のキック精度を誇るミシャサッカーの要は、充実のコンディションでキャンプを迎えている。オフ中も食事管理を徹底し「シーズン中と変わらない体重で入れている」と胸を張った。
 練習を終え「まずはコロナを一人でも少なく抑えるのが一番」と気を引き締める背番号5。苦しいキャンプスタートも、選手たちはしっかり前を向いている。

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