ファイターズ
2022/01/14 14:20

荒木氏 本紙評論家に就任

道新スポーツ評論家に就任した荒木氏

 今年から道新スポーツの評論家に加わりました荒木大輔です。1軍を担当する前は2軍で3年間、指導に携わり、大事な経験をさせてもらいました。現状、最も気になるのは若い選手の動向です。どんどん突き上げてほしいし、彼らが出てこなければ、ファイターズは強くなりません。
 試合や練習を通してチームや選手のいいところ、野球の楽しさを読者の皆さんに伝えていきたいと考えています。よろしくお願い致します!

ドラ1達は投手らしい投手 「マイペースでいい」

 新人合同自主トレの第2クール初日を見た。私は2軍監督時代、新人に対して気をつけていたことがある。焦らせない、好きなようにやらせる―ということだ。先輩たちを見て、いきなりプロ仕様に合わせる必要はない。口が酸っぱくなるほど、言ってきた。
 天理高出身の達は日本ハムが好きそうなタイプで、獲りにいくのではないか、と思っていた。常時150キロを投げる感じではなかったが、体つきと投げ方のバランスが良かった。投手らしい投手でセンスがあり、これから伸びていきそう。
 キャッチボールをするタイミングも一人だけ、ゆっくりだ。マイペースでいい。昨年ルーキーだった大海(伊藤)は人に流されないし、群れない。1年目でも「自分なりに考えは持っています」とはっきり言っていた。大卒と高卒で違う部分もあるが、それぐらい自己主張してもいい。
 今は、体を大きくしようと意識しなくていい。球速も体ができてくれば、徐々に上がってくる。まずは、高校時代の一番良かった時の投球を目指してほしい。高卒は1年目が勝負ではなく、3年後、5年後にどれだけ、みんなのあこがれの存在になれるか。それが仕事で、使命だ。(本紙評論家)

あわせて読みたい