コンサドーレ
2022/01/14 14:15

《河合CRC竜の眼》 岡村 課題はビルドアップ

リーグでも屈指のポテンシャルを誇るDF岡村。河合CRCの期待は大きい。

 北海道コンサドーレ札幌の河合竜二CRC(コンサドーレ・リレーションズチーム・キャプテン、43)が赤黒戦士の魅力に迫る連載企画。今回はDF岡村大八(24)に注目する。加入1年目を不完全燃焼で終えたが、ポテンシャルは十分。今季、飛躍するために必要なこととは。

 昨季は(岡村)大八にとって、苦しんだ加入1年目だった。固定メンバーで戦うミシャさんの下で、なかなかファーストチョイスに食い込めなかった。リベロの宮沢が負傷した際に起用されたのは、ボランチが本職の高嶺。DFの選手からすれば屈辱だし、納得できないこともあったのではないかと思う。
 課題はビルドアップ。ボールを持って考える時間が多く、自分主導での発信がまだ少ない。ミシャさんの下でプレーする以上、変わらなければいけない部分だ。対人能力、身体能力は抜群で、1対1の強さは鹿島へ完全移籍した金眠泰にも劣らず、日本人ではJ1でも指折りの存在と言っていい。攻撃面を磨けば出場機会は増やせる。
 主力組への刺激にならなければいけない存在だ。田中駿もポジションを確立しており、自分の立ち位置は分かっているはず。ユースから西野が入り、ライバルも増えた。この辺でいいやと思わず、レギュラーに食い込む気持ちを強く持つこと。今年は期待している。
 出場機会を増やすには結果を残すしかない。同時期に加入した青木は、少ない時間からチャンスをつかんだ。DFなので難しいが、プロは結果の世界。こだわりを持ってピッチに立ってほしい。
 あすから沖縄キャンプが始まる。選手たちは焦らず、けがに注意し、開幕までに自分のコンディションを8割に持っていければいい。(コンサドーレ・リレーションズチーム・キャプテン)

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