金村と少し前に交わした会話を思い出した。体調管理で重視している項目を聞いた時に「やっぱり睡眠じゃないですか。いっぱい寝た時は気持ちがいい。ちょっとしか寝られない時とか、朝がきつい時があるんですよ」と答えた。

　８時間以上の睡眠を理想とし、逆算して寝床に就くという。快眠を得るために何かしているか尋ねると「なんか僕、雨の音が好きなんですよ。ザーっていうのが、ちょっと自分の中で落ち着いて好きなので、それを聞きながら寝ています。ｉＰａｄとかで、枕元で流しながら」と教えてくれた。

　これを聞いてピンときた。金村が生まれ育った沖縄は雨が多い。だからリラックスできるのかもしれない。「あーそうですね、小さい頃から、雨が降ったら結構、眠りやすかったんですよ。昼寝とかする時も。だからですかね」

　４０代の記者は最近、眠りが浅く、短時間で目が覚めてしまう。そこで、金村流快眠法を実践してみた。最初は雨音が耳に残ったが、気付いたら寝落ち。偶然かもしれないが、いつもよりぐっすり眠れたような気がした。寝付きの悪い方は一度、試してみては―。