鎌ケ谷の地で鍛錬の日々を過ごしている育成ドラフト２位ルーキーの渋谷。道産子にはこたえる高温多湿の夏に「全然、慣れないですね」と苦笑いを浮かべるが、７月のオールスター休みの際、久々に故郷・帯広へ帰省したという。

　暑い本州を離れて、涼しい北海道でひと休み。そんな休暇を思い描いていたが、いざ地元に着いてみると、彼を待ち受けていたのは記録的な酷暑だった。「ちょうどタイムリーで北海道が暑かった時で。４０度くらいいっていて、もう太陽が暑くて。北海道は涼しいってイメージでしたけど、最近は暑いですよね」と苦笑い。休み期間中だった２４日に、帯広では最高気温３８.８度を記録。帰省のタイミングには少しばかり恵まれなかったようだ。

　それでも久しぶりに実家に帰って家族水入らずの時を過ごし、昔なじみの店で好物の焼き鳥丼を食べて、心も体もリフレッシュ。「今は体づくりがメインなので、それに励んで、しっかり経験を積んでいきたいです」。十分に英気を養い、鎌ケ谷へと戻ってきた道産子左腕が一歩ずつ着実に成長を遂げている。