■パ・リーグ１２回戦　日本ハム２－１西武（７月１４日、東京ドーム）

　日本ハムの水谷瞬外野手（２４）が「１番・左翼」で先発し、五回に決勝の先制２ランを放った。今季９本目のアーチで、昨年のキャリアハイに並んだ。一問一答は以下の通り。

―貴重な本塁打。振り返って
「あの回、五回に入る前にロッカーで、（先発の）達としゃべる機会があって、『お願いします』って言われて、いやお願いされませんって言っていたんですけど、なんとかお願いされました（笑）。打席内容としても、１、２打席目に良い布石をつくった中での３打席目だったので、それがしっかり生かせた１打席だったので、そこは良かったと思います」

―新庄監督は、ギリギリまで悩んでスタメンに抜てきしたと
「僕はいつもと一緒のタイミングで聞かされました。どう考えているか分からない監督さんなので、前回も（隅田を）打っていますし、（スタメンが）あるんじゃないかなという準備はきのうの段階でしていたので、どう打とうかなと、きのうの時点で考えていました」

―言える範囲で、１、２打席目、どんな伏線をはっていたか

「どう考えていたかは言えないですけど、もちろん全打席で打てたらベストですし、全打席、狙っていくんですけど、実際、防御率１点台の良いピッチャーで、毎回毎回、打てるわけじゃないということももちろん、分かっていた。１、２打席目しっかり、土台をつくっていって、３打席目、チャンスでなんとか１点が欲しい場面でもあったので、そこで１、２打席目を生かして３打席目、１球で仕留められたことは、評価したいなと思います」

―本塁打後の「パイナポー」がチームに浸透してきている
「そうですね。ビジターですけど、たくさん応援に来ていただけるファンの方もいますし、自分から見える景色の中でも、たくさん手が上がっているのが見えるので、そこはうれしいですし、もっともっと浸透させていって、球場を巻き込んで声が出るぐらいやっていくためにも、一本一本積み重ねていかないといけない。そこはまだまだ打てたらなと思います」