ファイターズ
2025/07/02 18:10 NEW

《ハム番24時》7月2日


 前日1日の2軍オイシックス戦(鎌ケ谷)で、ドラフト1位の柴田が左中間スタンドへプロ2号3ランを放った。球場を騒然とさせた一発には、こんな裏話があった。新人選手らの生活面などを指導する庄司選手教育ディレクターが教えてくれた。

 投打二刀流に挑戦しているルーキーは、このたび新たなバットを取り入れた。試合で使うかどうか迷っていたが、後押ししたのが庄司ディレクターだった。「バットをどうしようかなと言っていたので、バット工場とか調べてあげたんです。アイツ、方向音痴なので(笑)。そういうやりとりがあったので、新しいバットの方が合っているよと」

 さらに「僕だけじゃなくて(育成2位の)渋谷も。(柴田とは)練習も一緒にやっていて、すごく仲が良いんです。純希、アイツ新しいバットの方が振れているよね?と聞いたら、自分もそう思いますと。新しいバットの方が絶対、合っているよ、というくだりがあったんです」。ドラフト同期の渋谷も一緒になってプッシュしたそうだ。

 その件を柴田本人に聞いてみると「どうしようかなと迷っていて、もう(これで)いいやって打ったら、いけたって感じです」とサラリ。記者が「庄司さんのおかげですね」と念押しすると「おかげですね」とコメントしてくれた。

 半ば強引に認めさせた形だが、この日のオイシックス戦でも左前へ2点打を放つなど3打数1安打2打点。庄司ディレクターは「おかげだと絶対、思っていない。僕ではなく、渋谷との絆です」と否定していたが、感謝しているはずです。

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