《SHINJOの信条》ボスの言うことを聞かん子やね。ルール違反の完投(笑)

■パ・リーグ11回戦 日本ハム2-1西武(6月29日、ベルーナドーム)
試合後の新庄剛志監督(53)の一問一答は以下の通り。
―(9回1失点で初完投した達に触れて)
「ボスの言うことを聞かん子やね。ルール違反の完投(笑)。きのう(達が)言っていましたもんね。完投はこの球場ではダメと伝えていたのをちゃんとチェックして(それでも完投したいと)。逆にいったろうというような性格の選手だと思う。ちょっと勉強になりました。次のトーク作戦のために(笑)。結構、ビッグマウスやからね。この辺はまだ早いと、ちょっと抑えておけ、というふうには伝えます。でもね、よく投げきりましたね。もしかしたら暑さにものすごく強い子かもしれないし、その準備をしっかり意識しながらやってきた結果が、素晴らしい投球につながったと思う。頭のいい子ですよね」
【達孝太 29日先発 新庄監督の「ここは完投なし」コメントに「でも、しますよ」】

―試合中、達を完投させるか、投手コーチから相談はあったか
「いや、遠目でアピールしていた。『達くん、暑さにやっぱり強いんだね。全然汗をかいていないし、達くん以外、考えられんね、きょうは』と遠くの方で(話していた)。(投手コーチは)分かっていますよ、という顔をしていた(笑)。これで完投数は15? きょうで。達くんはあと3回ぐらいできそうじゃない? (新たな完投数の目標は)21を超えてからまた考えます」
【達孝太がプロ初完投でNPB記録達成 心揺さぶられた2年前の夏「宮西さんも、金子コーチも…」】
―交流戦明け、最初のカードは事前にイメージしていた通りに2勝1敗
「まだ1カード。これが3回続いたら、また聞いてください。答えを考えておくので」
【伏見寅威 達の初完投をアシスト「その思いは伝わっていました」】
―水谷が三回に同点打。前夜の本塁打に続いて結果を出した
「彼はもともと(投手が)右でも左でも関係ないんですけど、左ピッチャーのときにスイングがおかしくなってくると、同時に右ピッチャーに対するタイミングの取り方とか、バットの出方とか狂ってくるから、そこは判断して。きのう、良かったから右でも打つなと。逆に石井くんは左で全くだったから、右で打ってくれるだろうなと思ったら、僕の好きな引っ張りで打ってくれた。今はちょっと難しいですね、オーダーを組むのが。調子と体の疲れ具合と、ピッチャーとの相性と…。1回、レイエスをお休みさせてもいいかな。ボール球に手が出始めているから。タイミングがバッチリ合っても先だったり、詰まったり。ちょっと体の疲れが出ていると思うので。そこは考えながら。ベンチには使いたい選手がいっぱいいるから。さみしそうに試合を見ているので、僕までさみしくなります(笑)。ちょっと待ってなと」
【水谷瞬が値千金の同点打 打率上昇も「(電光掲示板の成績は)見たくない。小っちゃくして(笑)」】
―いつもスタメンの選択が難しい
「難しいね。難しいけどもっと増やしたいね。3チームぐらいつくりたい。ローテーションも2パターンつくりたい。まだ下に福島くんもいるし、(孫)イーレイも順当に調整しているし。柴田くんも打ったし、阪口くんも打ったし。楽しみな選手が多いです」
―柴田は現状、打撃でアピールしてほしいところか
「いや、まず投げの方がこっちではアピールできるんじゃないかな、というイメージはありますけど。1軍のピッチャーとなると、スポーツが違うぐらい変わるから。まだこれは先の話。明後日、好きな東京ドーム。北山くん? 逆に怖いな。つかまらんか、心配になってくる(笑)。また2勝1敗で行きます」
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