高校野球
2025/06/29 17:05 NEW

全国最後の夏の〝支部予選〟 札幌Aブロックは札幌光星が3年連続突破【南大会札幌】

札幌光星が今年で最後の札幌支部Aブロック代表旗を勝ち取った=撮影・西川薫

■全国高校野球選手権南北海道大会札幌支部予選(6月29日、札幌円山ほか)
▽Aブロック代表決定戦 札幌光星7-0札幌龍谷

 
※八回コールドゲーム

 

支部予選形式は全国でも南・北北海道大会のみ

 昨夏の南大会4強の札幌光星が、八回コールドで3年連続19度目の南北海道大会出場を決めた。夏に支部予選と都道府県大会レベルの2段階方式を採用しているのは、現在は全国でも南・北北海道大会のみ。来夏から他の都府県同様、南北でそれぞれトーナメントを一本化するため、同校が最後の札幌支部Aブロックの代表旗を手に入れた。

 試合後の表彰式で、片倉諒真中堅手(3年)が受け取った優勝旗には、歴代支部代表校の短冊が結びつけられている。昨夏もAブロック代表だった同校の合坂真吾監督(48)は「開会式で優勝旗を戻す時、Aブロックだったんだって(気付いた)。この旗にもう一度、最後に短冊を入れたいと、僕と部長はすごく思っていました。Aブロックの旗は昔からあるはずなので、それを獲ることができて、先輩方にも良い報告が報告できる」と、穏やか笑みを浮かべた。

三回から背番号18の渡辺がロング救援

 春のエースが存在感を示した。三回からエース貞広煌晴投手(3年)に代わり、背番号18の渡辺大地投手(3年)が救援。「一回表から(肩を)作ってました。二回が終わって貞広が帰ってき時に、合坂監督から『次おまえで行くぞ』って。微妙に流れをつかみ切れていない感じがあったので、自分がなんとか流れを持ってこよう、と思って」マウンドへ向かった。

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 六回まで4イニング無安打投球。七回2死から連打を浴びて、二、三塁までピンチを広げたが、最後は直球で遊飛に打ち取りピンチを逃れると、八回も無失点に抑え、公式戦最長となる6回無失点で貞広との0封リレーを完結させた。

エース貞広と2人で無失点継投 昨夏との違いは…

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