ファイターズ
2025/06/02 15:55

《ハム番24時》6月2日


 達がプロ4年目にして、初めてローテーションの一角として交流戦を迎える。セ・リーグ勢との初対戦を控え、対戦してみたいバッターを尋ねると「バッターはいないですけど、バウアーと投げ合ってみたいとは思いますね」という答えが返ってきた。

 今季2年ぶりにDeNAに復帰したバウアーは、達にとって憧れの存在だ。「ちょうど高校のとき(2020年)に、バウアーがサイ・ヤング(賞)を獲って。このピッチャーすごいと思って、いろいろ調べていたら、大学でも機械工学を勉強しながら、自分のボールを研究していると言っていた。そういう選手いいなと思って、そこからは自分でもいろいろと調べたりしながら、試行錯誤をするようになりました」。

 オフにアメリカで武者修行するなど、自身の飽くなき探究心の原点となった選手だけに、2年前に初めて日本のチームに所属したときには「めちゃくちゃびっくりしました。現役バリバリの、サイ・ヤングを獲ったピッチャーが日本に来るなんて、本当にないと思うので」。昨年10月3日のロッテ戦では、15年のサイ・ヤング賞投手カイケルと投げ合った。「あとはバウアーと投げ合いたいと思っています」と、自身2度目のサイ・ヤング賞投手との対戦を熱望している。

 と、ここまで書いてきたが、達は先月31日に登録を抹消されているため、今週末に行われるDeNA戦での登板は残念ながら不可能。そうなると、今季中に実現させる機会は、日本一を決める舞台しかない。「そこ(日本シリーズ)で投げ合いたいですね」。憧れの選手との対決を実現させるためにも、その右腕でチームの勝利を積み重ねていきたいところだ。

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