【一問一答】万波中正 レイエスに先を越され「最速10号、マジで打ちたかった」 全試合出場途切れて落胆もー
八回1死、ソロ本塁打を放った万波(右)がチームメートとハイタッチを交わす=撮影・松本奈央
■パ・リーグ8回戦 ロッテ1-4日本ハム(5月30日、エスコンフィールド北海道)
日本ハムの万波中正外野手(25)が八回に右翼へ、10号ソロを放った。4年連続の2ケタ本塁打を達成。チームメートのフランミル・レイエス外野手(29)もこの試合で10号をマークし、2人がリーグトップで並んだ。試合後、取材に応じた一問一答は以下の通り。―きょうの当たりを振り返って
「打って、越えてくれと思いながら。でも手応えはしっかりあったかなと思います」
―4年連続の2桁本塁打を達成
「4年間、少なくともしっかりプレーできているという証拠だな、というのは思うので、これからもけがに気を付けながら、もっと数字を伸ばしていければいいなと思います」
―良いペースで打てているのでは
「そうですね、かなり良いかなと。月間で5本ずつ打ちたいな、というのは思っていたので、そういうところでは、まずまず良いペースだなと思いますけど。5月は最初でババッていったので、もっといっぱい打ちたいですけど。とりあえずあと1試合、少しでも良い打撃ができるようにと思いますけど」
八回1死、万波がソロ本塁打を放つ
―ホームランを打ったのは11球目だった
「すごい良い打席だったかなとは思いますし、あすの1打席目に最後の打席がつながるかな、というような意識で、すごい集中していけたので。点を取られた後でしたし、良い1本だったかなと思います」
―10球以上粘りながら出たホームランというのは、意味があるか
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「追い込まれながら、最後に長打を打てたというのは、すごい良いことかなと思いますけど。球数がどうか、というのは正直、分からないですけど、集中力を切らさずにいけたという証拠ではあると思うので、そういう面では褒められるような1打席かなと思っています」

―チーム内でホームラン王を争うことは良いことだと考えているか
「良いことだなと思います。もちろん最終的には全員に勝って、タイトルを取りたいなと思いますけど、一番近いところで、ああやってすごい刺激的な存在がいてくれるのは、僕個人としてもすごい良いことだし、チームとしても間違いなく良いことかなと思うので、また頑張っていきたいなと思います」
―先にレイエスが10号を打って、思うところはあったか
「いやー最速10号、マジで打ちたかった。それは悔しかったですけど、仕方ないんじゃないですか。展開的にもうれしい1本でしたし。最終的にはもちろん1番を取りたいですし、節目は全部取りたいなとか、ぼんやりと思っていたので、次は最速20号を自分が打てるように頑張りたい」

―10号で並んで会話したか
「いつも、ちょっとあおったりしているというか。モーレ(レイエス)はだいぶ繊細なので、数試合、打てないとハンパじゃない落ち込み具合だったり、びっくりするぐらいしょげているので(笑)。活躍した時のコメントだけ見たら、すごいメンタルが強い人みたいな感じですけど、(実際は)すごい繊細。元気を出してもらう意味でもずっと挑発的な言葉を投げかけている。そういうやりとりが増えましたし、モーレも調子が上がってくるにつれて、明るかったり、前向きな発言が増えてきている。それはすごくいいことかなと。そういう感じのやりとりを毎日のようにしていますね」
八回1死、ソロ本塁打を放った万波(中央)=撮影・岩崎勝
―前カードのソフトバンク戦で開幕からの連続出場が途切れた
「シーズン全試合(出場の記録)が終わったのは、ハンパじゃなく、むかつきましたし、毎年の一番の目標なので…全然、試合中は切り替えられなかったですし、次の日も気分としては最悪でした。ボスの考えがもちろん、あってのことですけど、けがをしたわけではなかったですし。5月の月間成績とか見ても、悪くはないと思うので。あれはなんとも言えない…なんとも言えないというのは変ですけど、かなりショックでした。1試合でも逃したら取り戻しようがない目標なので、あれはいまだに悔しい。なんというか、なかなか受け入れられなかったです。九回裏、僕らが守りの時に守備固めとかもなかったので、きょうはないかとそこで悟りましたけど、その時の気分は、なかなかうまく言い表せない…まあ、最悪でした」
―今は切り替えて
「オフも挟んで、取り戻せないことに対して、くよくよしていても仕方ないので。きょうは気にせずにやっていましたけど、今、質問されて、ふつふつと…。結構、ショックでしたね」
八回1死、ソロ本塁打を放った万波(手前右)を迎える新庄監督(左)