ファイターズ
《ハム番24時》5月28日

前日27日に来日初セーブをマークした孫が、この日の試合前、球界の大物との対面を果たした。
パーフェクトリリーフの余韻がまだ残るみずほペイペイドームに姿を現すと、木田GM代行に伴われて向かった先は、一塁側のベンチ。そこに鎮座していたのは、ソフトバンクの王会長だった。
台湾国籍を持つ王会長の知名度は、もちろん台湾球界でも絶大。60歳以上、年齢が離れている孫にとっても、「ずっと知っていました」と声を大にするほどの存在。「すごいレジェンドなので、会って話ができたのは、ものすごく特別な記憶になると思います」と、夢のようなひとときを過ごした。
「きのうはナイスピッチング、と声をかけてもらって。良い球を持っていて、チェンジアップとストレートが良いと言ってもらいました」と、初対面の内容を振り返った孫だが、緊張したかを問われると「そんなに緊張していなかったです。(きのうの)ヒーローインタビューの方が緊張しました」とキッパリ。支配下登録後のマウンドで披露している心臓の強さは、〝世界の王〟を目の前にしても全く揺らぐことはなかった。