コンサドーレ
2025/05/28 19:40

岡田大和がチーム練習に完全合流 人生初の長期離脱も「時間を無駄にすることなくここまで来た」

右足首を痛めていたDF岡田(右)が復帰してフルメニューを消化した=撮影・宮西雄太郎

■5月28日、札幌・宮の沢白い恋人サッカー場

 北海道コンサドーレ札幌は28日、札幌市内で第18節・仙台戦(31日、Qスタ)へ向けて全体練習を行った。4月上旬に右足首を痛めたDF岡田大和(23)は、負傷後初めてフルメニューを消化。リハビリを乗り越えた大卒2年目のレフティーが、一回りたくましさを増してピッチへ戻ってきた。さらに左ハムストリングを負傷していたDF馬場晴也(23)と左膝を故障していたDFパクミンギュ(29)も部分的に合流。守備の要を担える男たちが、着実に復活への道を歩んでいる。

左ハムストリングスを負傷していたDF馬場(右)が全体練習に部分合流

 

左膝を痛めていたDFパクミンギュ(中央)が全体練習に部分合流した

 

 23日から部分的にチーム練習に合流していた岡田は、この日も元気にフィールドを駆け回った。患部の回復具合は良好で、全治8週間の診断結果よりも約1週早く完全合流を果たした。クラブハウスへ引き上げる際には「まだコンディションが全然(整ってない)。状態を見ながら上げていきたい」と、気持ち良さそうに汗を拭った。

 多少のことで痛いかゆいを口にしない。「記憶にある限りでは肉離れで2週間休んだぐらいで、あとはずっと休まずやってきた」とケガとは無縁だったサッカー人生を振り返る。

チームメートと談笑するDF岡田(左)

 

 その屈強な男が痛みのあまり悶絶したのは、4月9日の練習中だ。「ケガをした瞬間は脱臼したのかと思った。なかなか痛みが引かなくて『これ、痛みがゼロになるのかな?』って不安でした」。当時はレギュラー争いのまっただ中にいた。6、7節でスタメン出場を果たし、負傷する直前の第8節・徳島戦(4月5日)はベンチ外。巻き返しを図る中での長期離脱は、岡田にとってもチームにとっても痛手だった。

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