タイ代表選出のスパチョーク「できるだけゴールを量産してみんなを喜ばせたい」
アジア杯予選に臨むタイ代表に選出されたMFスパチョーク(中央)。代表とクラブのためにゴールを量産するつもりだ=撮影・宮西雄太郎
■5月9日、札幌・宮の沢白い恋人サッカー場
北海道コンサドーレ札幌は9日、札幌市内で第15節・いわき戦(11日、ハワイアンズスタジアムいわき)へ向けて全体練習を行った。4試合ぶりのスタメン出場を目指すMFスパチョーク(26)は、ピッチを駆け回り軽快な動きを披露。6月のアジアカップ予選に選出されたタイの至宝は、クラブでの活躍で弾みを付けて代表活動へと向かう。
右太もも裏の違和感解消
気温の上昇とともに、コンディションも上向いてきた。大宮戦を終えて2試合リーグ戦から遠ざかっていた背番号7は、前節の磐田戦で戦線復帰を果たした。右ハムストリングスに違和感を覚え、大事を取っていたが「コンディションは今、順調に上がっている段階。維持できるように日々の練習でコントロールしたい」と万全を強調した。

タイの至宝 6月のアジアカップ予選へ
前日8日には、タイサッカー協会が6月のアジアカップ予選に臨む代表メンバーを発表した。同代表は4日にインドとフレンドリーマッチを行い、10日に敵地でトルクメニスタンとの大事な一戦に臨む。
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「どれだけ遠いのか行ってみないと分からない」
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5月末の仙台戦後にチームを離れる予定で「今回の目標は明確です。1位だけが通過できるので毎試合、勝ち点3。勝利で終わらせることが目標」と気合十分。タフな長距離移動も慣れたもので「それは代表の宿命。今回はトルクメニスタン。どれだけ遠いのか行ってみないと分からない。帰りはすごく遠回りして帰らないといけないので疲れると思うけどね(笑)」と代表戦士のプライドをのぞかせた。
自らの不在もあった大型連休中の4連戦で、チームは1勝2敗1分け。勝ち点4を獲得するも、決して望んだ結果は得られなかった。「自分たちが目標としていた勝ち点が取れなかったことは残念。これからも1点、1点を大事にやっていきたい。勝てなかった試合でも改善点は見つかったので、それを元にチームを良くしていきたい。試合はいっぱい残っているので、毎試合勝ち点を取れるように。みんなで良い方向にフォーカスしたい」とチームの思いを代弁した。

自分が相手のスペースに入ってボールを運ぶことがポイント
抜群のスピードを武器とする男がピッチに入れば、札幌の攻撃は活性化する。第4節・千葉戦以来の得点を狙うスパチョークは「自分が相手のスペースに入ってボールを運ぶことがポイントになる。僕自身、ゴールに執着したい。今はサッカー人生の中で流れが良くないときかもしれないけど、できるだけゴールを量産してみんなを喜ばせたいです」。クラブと母国のためにフィールドで輝き続ける。
