ファイターズ
2025/06/16 16:00 NEW

鎌ケ谷発企画「待ってろエスコンF」 第7回は山口アタル外野手

高い身体能力を武器に1軍を目指す山口=撮影・工藤友揮

プロ3年目のフィジカルモンスター

 2軍で泥にまみれながら己を磨くダイヤの原石たちにスポットを当てた企画「待ってろエスコンF~鎌ケ谷チャレンジャーズの今に迫る~」。近い将来、新球場のスターになる可能性を秘めた若きタレント候補の現状を掘り下げる。不定期連載の第7弾は、22年育成ドラフト3位の山口アタル外野手(26)。プロ3年目の今季は、1軍キャンプメンバーに抜てきされた。けがによる1年近い離脱を乗り越えて、その素質を開花させようとしている〝フィジカルモンスター〟に、今季のプレーぶりやその素顔、支配下登録への思いなどを聞いた。

春季キャンプは1軍スタート

―プロ生活3年目のシーズン。ここまでの調子はどうか
「キャンプでは1軍だったけど、なかなか打てなくて2軍に落ちて。オープン戦は結構、良かった感じがしたんですけど、シーズンが始まったら、なかなか打てなくて。でも、少しずつ上がってきた感じがしています」

今年2月1日、春季キャンプのセレモニー前、笑顔を見せる山口(中央)

 

―4月30日の楽天戦では4安打をマーク。本塁打が出ればサイクルヒットだった
「惜しかったです」

メンタル面の成長を実感

―技術面などで、何かつかめてきた部分はあるか
「バッティングでは、今までやってたことをやり続けて、その成果がちょっとずつ出てきた感じがします。あとはメンタルの部分。やはり1軍(キャンプ)の時は、結果を出そうとか、そういうことをいろいろ考えたんですけど、今はもう楽しく野球を、全力で野球をやろうと。前はアウト(になったり)とか、打てなかったら悩んだりしていたけど、今は打てない悔しさとかも、ちゃんとエンジョイしています。もちろん(打てないのは)悔しいけど、その悔しさを感じるのが楽しいという感じです」

―試合を見ていて、走塁もかなりアグレッシブなように感じる
「常に全力でいくのが持ち味だし、常に次の塁を狙うというのは(意識しています)」

5月5日の2軍ヤクルト戦、リードを取る二走の山口

 

待ち遠しい1軍舞台

―1軍キャンプで過ごした日々を振り返って

関連記事一覧を見る

あわせて読みたい