ファイターズ
2025/05/05 18:05

《ハム番24時》5月5日

 

 4日のイースタンリーグ・DeNA戦で、プロ初の先発マウンドに上がった、ドラフト6位ルーキー・山城航太郎。1軍経験豊富な選手も顔を揃えた相手打線に対し、2回を投げて1安打無失点、2奪三振の好投を見せた。「(内容は)良かったと思います」と手応えを感じる一方、「自分的には慢心したくない。どうしてきのうのピッチングができたのかをちゃんと振り返って、それをコンスタントに出していけるようにしたいと思います」と、満足することなく、さらなる上昇を目指している。

 プロで初めてというだけでなく、自身のキャリアの中でも、相当久しぶりの先発だったそう。「(大学では)公式戦は1回もなくて、大学4年間でオープン戦の1回ぐらい。それ以来です」。さらに公式戦までさかのぼると「高校で公式戦に先発したことないです。中学生とか」。10年近い時を経て、久しぶりに踏んだ先発マウンドを「すごく久しぶりだったので、楽しかったです」と笑顔で振り返っていた。

 1月の入寮時に掲げた目標は「圧倒的なクローザー」になること。だがプロの世界でもまれていく中で「自分で決めつけるのも良くないと思うし、自分の可能性というのもまた広がるかもしれない。先発させてもらうと楽しい部分もあるので、そこは全然プラスに捉えています」と、自身の新たな一面を見出しつつある。「早く交ざりたいですね、1軍に」。期待の大卒ルーキーが、どんな投手として1軍の舞台に上がってくるのか。その動向に今後も注目だ。

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