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2025/05/01 18:00 NEW

元プロ・佐藤真一新監督率いる札大が快勝発進「考えること多い」【札幌6大学野球】

元プロ野球選手の佐藤真一新監督(左)と船尾HC(中央)の新体制の札大が初陣初勝利した=撮影・西川薫

■札幌6大学野球1部春季リーグ戦(5月1日、札幌円山)
▽第1節第1日 札幌大(1勝)7-1北海道文教大(1敗)

 昨秋優勝の札大・佐藤真一新監督(59)と、2部から昇格した北海道文教大・高橋葉一監督(59)による〝東海大四高同級生対決〟は、昨秋から主力が多く残る札大に軍配が上がった。二回に1死満塁から併殺崩れで先制すると、続く三回1死一、三塁で5番・近藤大翔三塁手(4年)の中前適時打で追加点。近藤は七回にも適時打を放つなど、3安打2打点の活躍。35季ぶりのリーグ連覇へ好発進した。

初陣白星に「ほっとしますよ」

 初陣を白星で飾った佐藤監督。「ほっとしますよ。途中、怪しかったですけどね」。サングラスを外すと、安堵した表情を浮かべた。プロ野球引退後、コーチ経験はあったものの監督業は初めて。「プロ野球はバッターならバッター、守備なら守備とか走塁を見ていたので。ピッチャーもあるし、いろいろあるので、考えることが多いなと思ってます。まあ、慣れていくのかなと。決断するのも大変」。新たなキャリアの第一歩を踏み出した。

札大の先発・宮田は、九回2死まで投げ、1失点の好投を見せた

 

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 昨春コーチに就任。チーム改革に着手したが、監督となった今季はその勢いをさらに加速させる。特に内野守備に力を入れている。ノックでベンチ入りの内野手10人プラスアルファを対象に、連続でノーミス1周するまで繰り返す。それを達成すると、翌日は2周。徐々に増えていき、いまは5周目に挑戦中。三塁の近藤は「ひどい時だと、1人40球、30球とか受けることもあります。もう守ったら負けない、そういう考えで監督さんは言っています」と証言する。指揮官は「野球ってやっぱりピッチャーを含めた守備なんで、そこが良くないと勝てない。きょうは2つぐらいエラーがあったので、反省してやってもらいましょう」。堅守構築への道のりは始まったばかりだ。

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