ファイターズ
《ハム番24時》4月29日

打撃で悩んでいた細川が、復調の兆しを見せた。2軍楽天戦で五回に中前適時打をマークし、八回には9球粘って右前打を放ち、勝ち越しを演出した。
今月25日に誕生日を迎えた23歳は「(調子が)良くなったり、良くなかったり。日々の結果に一喜一憂せず、1打席1打席、丁寧にやりたいです」。冷静に振り返ったが、〝師匠〟効果もあったようだ。
この日は遊撃で先発出場。セカンドを守ったのは、「マジ、カッコイイ」と崇拝する6学年上の上川畑だった。試合中には、ベンチでこんなやりとりがあった。「2本目打った後に、久しぶりのマルチ(安打)っすわ、大悟さんが来たので上がってきましたって。次は1軍で二遊間、守りたいですね」と目をキラキラ。これには、先輩も「アイツも2本(安打が)出たので」と、どこかうれしそうだった。
ロングヘアの上川畑に憧れ、細川も髪を伸ばしている。久々に並んだ2人は、まるで兄弟のよう。最近、美容室で数センチ切った上川畑は「アイツの方が長いですね。(僕は)めっちゃ短くなったので」、細川も「僕の方が長いですよね。ものすごい伸びました。切ろうかな」と話していた。
ともに長髪で、ユニホームの着こなしはオールドスタイル。髪をなびかせながら、1軍の舞台で二遊間を守るのを見てみたいと思った。
