ブランデー戦記が1stアルバム「BRANDY SENKI」をPR 6月から全国ワンマンツアー

6月7日札幌公演から全国ツアー
大阪発の3ピースロックバンド・ブランデー戦記が、5月14日にリリースされる1stアルバム「BRANDY SENKI」のPRのため、道新スポーツ編集部を訪れた。メジャーデビュー作品となるこのアルバムを引っ提げた全国ツアー「BRANDY SENKI 1ST ALBUM RELEASE TOUR」では、6月7日の札幌を皮切りに全国6都市を巡る。
『プロが選ぶマイベスト2024』で紹介された
まだあどけなさの残る3人だが、艶やかな表情を見せるライブでは、オーディエンスを独自の世界観に巻き込んでいく。1月に放送された「EIGHT-JAM」(テレビ朝日系)の恒例企画『プロが選ぶマイベスト2024』では「Coming-of-age Story」が紹介されるなど、注目度は年々増している。同曲も収録されている1stアルバムについて、ボーカル&ギターの蓮月は「ブランデー戦記がどんなバンドか気になってくれた人に『これを聴いてください』という名刺代わりになるようなアルバムになったと思います」と胸を張った。
今年1月から約1カ月かけて行った初の全国ワンマンツアーは即日完売。1月19日には札幌・SPiCEでもライブを行った。ベース&コーラスのみのりは「ワンマンツアーが初めてだったので、ワンマンだけにある特別感、楽しいという気持ちも含めて感じることができて、うれしい気持ちになりました」と振り返り、札幌のファンについては「音楽をちゃんと聴いてくれる」と印象を語った。
札幌のいいところ「道が広い」「路面電車がかわいい」
約3カ月ぶりとなった札幌滞在。蓮月が「道が広い。人がいっぱいでも窮屈にならない」と話すと、ボリも「車線の数が多いとか、全体的にゆとりがある」と続けた。みのりは「(札幌は)めっちゃ好きです。(中心部は)碁盤の目になっていて、分かりやすいですし、路面電車がかわいい」。魚介類が好きというボリは「お寿司が本当においしい」とうなずいた。
6月からは2度目の全国ワンマンツアーに臨む。札幌ではcube gardenで開催するなど、ライブハウスのキャパも大きくなったが、全会場でソールドアウト。「2回目のツアーなので、さらにレベルアップしたいし、しっかりと音楽を届けていきたい」(蓮月)。「せっかく来ていただけるし、より自分たちのことを好きになって帰ってもらえたらうれしいなと思います」(みのり)。「なかなか北海道でやれる機会はなかったので、その日だけのいい思い出を作れたら」(ボリ)。
これまで以上にたくさんワクワクさせたい
2025年はメジャーデビューという節目の年となる。それぞれが最後に今年に対する意気込みを語った。蓮月は「メジャーデビューをする年なので、これまで以上に音楽を聴いてくれている人をたくさんワクワクさせられるような年になるといいなと思います」と力を込めた。飛躍を期待される次世代の3人が、今年のロック界を席巻する。
■プロフィール ブランデー戦記(ぶらんでーせんき) 2022年8月結成、蓮月(Gt、Vo)、みのり(Ba、Cho)、ボリ(Dr)からなる大阪発の3ピースバンド。同年12月、メンバー自らが撮影と編集を手がけた「Musica」のミュージックビデオがYouTubeで公開されると、わずか1カ月で100万回再生を突破した。23年8月に1st EP「人類滅亡ワンダーランド」をリリースし、8月から9月にかけて初の全国ツアー「ブランデー戦記 pre.1st EP『人類滅亡ワンダーランド』release tour」を開催した。年末には大型フェス「COUNTDOWN JAPAN 23/24」へ初出演。24年1月には「バズリズム02」(日本テレビ系)の恒例企画『これがバズるぞ!2024』で2位を獲得し大きな話題となった。「JAPAN JAM2024」や「VIVA LA ROCK2024」などの大型春フェスへ出演し、8月には2nd EP「悪夢のような1週間」をリリース。夏には全国の大型フェスへの出演を果たすと、25年に入っても勢いは衰えない。1月から開催した初の全国ワンマンツアーのチケットは即日完売。5月にはユニバーサルシグマから1stアルバムをリリースし、初のZeppワンマンを含む全国ツアーを控えているなど、今後の活動も目が離せない。