【一問一答】金村尚真 充実の調整を経て大役へ 試合前に必ず食べるものは…
28日の西武戦で開幕投手を務める金村=撮影・松本奈央
■全体練習(3月27日、ベルーナドーム)
日本ハムの開幕投手を務める金村尚真投手(24)が入念に前日調整を実施した。昨年11月のファンフェスティバルでのサプライズ指名から4か月。いよいよ迎える晴れ舞台に向けて意気込みを語った。一問一答は以下の通り。
―初の開幕投手。気持ちの高ぶりはあるか
「そうですね。きょう、ベルーナ(ドーム)に入って、やはりエスコンでやっていた時よりは緊張もしています。本当に始まるんだな、という思いと、今シーズンの開幕を任されているので、しっかり良いスタートを切れるように、という思いでいっぱいです」
―あらためてオフからオープン戦までの調整を振り返って、充実感はあったか
「充実していましたね。もちろん(開幕投手を)言われていたので、そこに合わせていけましたし、責任感なども生まれるようになってきたので、本当に充実した良い期間を過ごせたんじゃないかなと思います」

―気を付ける打者など、頭の中にある相手はいるか
「去年1年間、対戦していますけど、やはり今年になって違うと思いますし、誰を気を付けるか、というよりは全体的に。やはり緊張すると思うので、自分のプレーをできるように、というのを意識しながらやっていけばいいのかなとは思います」
―大役への不安をどう乗り越えてきたか
「周りの選手の方々が、それに対してたくさん話しかけてくれますし、フォローしてくれたので、僕自身にとっては重役という感じでもないですし、この経験が良い方向に行けばいいのかな、という感じで今、来ている。良い経験にできればいいかなと思います」
―相手の先発は今井。何か意識する点はあるか
「もちろん良い投手。でも意識しすぎて、自分の調子が狂うのが一番ダメなので、自分のピッチングに集中していければいいかなと思います」
練習前に伏見(右)と話し込む金村
―昨年、開幕投手を務めた伊藤と何か話はしたか
「いや、特に。もうこれまで十分に話しているので、あとはプレーするだけだと思う。そこは特に何も話していないです」
―伊藤はホーム開幕戦で投げるにもかかわらず、敵地で調整。自身への激励もあるのでは
「心強いですし、あしたになってまた話す機会もあると思うので。そこは本当に心強いです」
―開幕戦に向けて何か験担ぎをしているか
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「あまり何も変えたくなくて。普段通りにいくのがベストかなと思うので、そこは何も変えずに、普段通りにいければいいかなと思います」
―今までも特別な試合で何もしてこなかったか
「特別視したら、自分の中で変わってしまうような気がして。そこは普段の生活から変わらずに心がけています」

―新庄監督が会見で、緊張するタイプではないと評していた。今、プレッシャーは?
「プレッシャーはそんなに感じていないですけど、緊張はすると思うので、その緊張も楽しみながらやっていければいいかなと思います」
―アマチュア時代、大事な試合で緊張は
「そこも別に。もちろん一発勝負がほとんどだったんですけど、チーム全体でも楽しみながらやっていたので、そこは今でも変わらないんじゃないかなと思います。負けたらからといって、もちろん大切な試合ですけど、そんなに自分の中で思い詰めることはないのかなとは思うので。楽しみながらやっていきたいかなと思います」
―これまで、緊張でどうしたらいいのか分からないという体験は
「プロ1年目の時に開幕3戦目で投げたんですけど、その時はめちゃくちゃ緊張しましたね。そこに比べたら、大丈夫かなと思います」
―ベルーナドームの印象は
「ライオンズファンはすごく応援の声が大きいという印象があるので、そこに負けずにやっていければいいかなと思います」

―試合前に必ず食べるものはあるか
「うどん。1玉。具なしですね。具なしのうどん1玉。試合前は緊張して、あまり食べられなくて。(もともと)米にしていたんですけど、めっちゃ、かむじゃないですか。飲み込もうとしても(緊張で)飲み込めなくて(苦笑)。うどんと果物、あとはゼリーとかで。できるだけそういうので済ませます。最悪、飲み込めればいいので(笑)」
―いつ頃、米からうどんに変えたか
「プロに入ってからです。みんな結構、うどんを食べています。腹持ちが良いですし、消化も良いので」
―あすは例年よりも暑くなりそう。調整方法を変えたりしたか
「いや、そんなに変えていないですけど、やはり寒いよりは暖かい方がいいので。基本(調整を)札幌でやっていたので、きょうもすごく暖かい環境でいいな、というのを感じたので、何も変えずにやっていこうかなと思います」
―ポジティブに捉えて
「ポジティブに。はい」
