ファイターズ
2021/12/07 15:08

近藤 栗山ジャパン入り熱望

プレミア12、東京五輪と侍の一員として頂点を極めた近藤。23年WBCでは栗山監督とてっぺんを目指す

 日本ハムの近藤健介外野手(28)が、栗山英樹監督(60)率いる新生侍ジャパン入りを熱望した。2023年春に開催が予定されている「ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)」への出場に意欲を見せている。19年には「プレミア12」を制し、今夏は東京五輪で金メダルを獲得。WBCでも世界の頂点に立ち、主要3大国際大会の完全制覇を狙う。

 侍ジャパンのリーダーは、日本ハムの監督を退任したばかりの栗山監督に受け継がれた。入団以来10年間を共に戦った近藤は「休まなくて良いのかな…それが心配」と体調を気遣いつつ、「(また一緒に)野球をやれるチャンスがある」と、栗山ジャパン入りを明確な目標に定めた。
 今夏は稲葉監督率いる東京五輪代表に選出され、金メダル獲得に貢献。19年には「プレミア12」にも出場し、優勝を経験した。次に狙うのは、23年春に予定されているWBCでの世界一だ。
 過去の同大会にはメジャーリーガーも多数出場するなど、国際大会の中でも最高峰の舞台だ。「出てみたい思いはあるし、シーズンとは違う緊張感、楽しさもある。その中で野球をしたい気持ちは常に持っている」。世界の強豪国との本気の戦いを待ち望んでいる。
 外野手は来季のメジャー挑戦を表明している広島・鈴木、ソフトバンク・柳田、オリックス・吉田正らが揃う激戦区。それでも、近藤には栗山野球を熟知しているアドバンテージがある。「(23年シーズンの)開幕前なので、来シーズンの結果でしか選ぶことがない。そこは大事になってくる」と来季に全力でアピールするつもりだ。
 日本ハム時代の栗山監督には「日本で1番の左バッター」と絶大な信頼を置かれていた近藤。次は一人の“侍”として、10年間の恩返しとして、恩師を世界一の監督にしてみせる。

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