ファイターズ
《岩本勉のガン流F論》引退セレモニーで清原和博から受け取った感動のプレゼント
■パ・リーグ22回戦 楽天3ー1日本ハム(9月25日、エスコンフィールド北海道)
若い投手へマウンドから最高のメッセージ
万感渾身とは、まさにこのことだ。鍵谷が野球選手人生の集大成を見せてくれた。これ以上ないぐらいに腕を振って投げた9球。気持ちの乗ったボールに2打者はいずれもドン詰まった。やっぱりこれだよね―。後手に回らず、ベースの上でいかに勝負し、仕留めるか。2つのアウトで若いピッチャーに大きく価値のあるメッセージを届けた。また、クライマックスシリーズ進出決定を間近にしているチーム。水を差すわけにもいかない。一番の使命をプレッシャーとともに乗り越えたのは、さすがだった。
こだわりを持っていたハイボール
彼は球の勢いで勝負したい投手であり「ハイボールピッチャー」だった。一見、上ずっているような球を投げる時があった。聞いたことがある。「上ずったボールに対する修正ポイントは?」と。返ってきた言葉は「いえ、ありません」。その答えで理解した。そこにこだわりを持っていたのだと。