コンサドーレ
北海道コンサドーレ札幌 血中ミオグロビン相当量測定サービスを導入
シスメックス社製 J1リーグで初の実用化
北海道コンサドーレ札幌は18日、シスメックス社(神戸)製の血中ミオグロビン相当量測定サービスを導入すると発表した。J1リーグでの実用化、国内アスリートへの本格導入も初という。
血液中のミオグロビン相当量を自己採血できるため、トレーニング現場ですぐに測定できる。トレーニングメニューの調整をサポート。過度な負荷による負傷を防止する効果も期待されている。
三上取締役GM「選手の成長のための一つの要因になり得る」
三上大勝代表取締役GMは「クラブとしては、けがを未然に防ぐことを期待すると同時に、選手自身が自分の体を知る大きなきっかけになると考えています。それはトップアスリートの中で重要な能力の一つです。若い選手も含めて、選手の成長のための一つの要因になり得ると期待して、しっかりと生かして、結果を出すことをシスメックスさんと一緒に取り組んでいきたいと思います」とコメントした。
MF馬場も導入効果を実感
大塚俊介フィジカルコーチは「筋肉の炎症マーカーである血液中のミオグロビン相当量を見ることで、選手の疲労状況を把握できます。今後、このデータを傷害予防、トレーニングプログラム作成に活用し、選手、スタッフともに、より質の高いコンディションニングに努めます」と意気込む。MF馬場晴也(22)は「自分は数値が低いタイプのようですが、数値が低いと体が軽く、動く印象があります。自分で感じる疲労感と数値が合っていると感じています」と導入効果を実感している。