高校野球
2024/05/15 20:40

大麻が昨秋全道8強とわの森を撃破 20年ぶりの春で公立旋風起こすぞ

試合後に喜びを爆発させる大麻の高橋制投手(右端)ら大麻ナイン=撮影・西川薫

■春季全道高校野球札幌支部(5月15日、札幌円山球場)
▽Cブロック代表決定戦 大麻6-1とわの森

 投打のかみ合った大麻が、昨秋の全道8強のとわの森を撃破。20年ぶり2度目の全道切符をもぎ取った。一回に3点先制すると、この春に初めてエースナンバーを背負った先発の高橋制央投手(3年)が1失点完投勝利。スタンドに駆けつけたチアリーディング部やブラスバンドの応援を背に、逃げ切った。17日に全道大会の組み合わせ抽選会が行われる。

松下捕手とがっちり勝利の抱擁

 九回2死二塁。高橋制が最後の打者を前にマウンド付近で屈伸して自らを奮い立たせると、フルカントから投じた143球目は一塁手頭上への飛球。打ち取った瞬間、大きく右手を空へ突き上げ、両手を広げて松下龍捕手(3年)の元へ。「ここまでできると思ってなかったんで、投げ切れてよかった。俺らで絶対チームを勝たせよう、と言っていたので『俺らほんとにやったぞ』という気持ちで」女房役の松下と、がっちり抱擁した。

2段モーション取り入れ幻惑投球

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