ファイターズ
2024/05/05 22:30

《ハム番24時》5月5日

 

 昨年7月に左膝を手術した山口が、5日の2軍戦で11カ月ぶりに実戦出場を果たした。試合後に取材し、ともにリハビリ組だった浅間から「急がば回れ」という慣用句を教えてもらった話を聞き、記事に書いた。先輩はきっと、後輩が焦ってリハビリを進め、ケガを再発させないように思いやって、金言を授けたのだろう。

 しかし、カナダ出身の山口にとって、〝急がば〟は聞き慣れない言葉だった。「最初に浅間さんから言われたときは、聞き間違えて『五十幡回れ』だと思った。僕、ずっと『五十幡回れ』と言っていました。五十幡は(足が)速いから、早く(ダイヤモンドを)回れる。だから、そのぐらい早く復帰しろということかと。全然、逆の意味だった」。五十幡の足ほどに復帰を急いだら、危なすぎる。思わず、声を出して笑ってしまった。

 育成2年目の24歳は、いつも話がおもしろい。勘違いや失敗を上手に話し、周囲の爆笑をかっさらっている。母国語は英語で日本語は「今も勉強中」と謙遜するが、コミュニケーションはもう完璧だ。

【山口アタル 11カ月ぶり実戦復帰 リハビリ中の支えは浅間に教わった「めっちゃいい言葉」】

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