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2024/04/29 18:35

【札幌6大学野球】北海学園大が白星発進 木村と常谷 3年生コンビが躍動

札幌大谷大戦で躍動した北海学園大の木村投手(右)と常谷内野手=撮影・十島功

■札幌6大学野球春季リーグ戦 第1節第1日(4月29日、札幌円山)

 北海学園大6-0札幌大谷大

 投打の柱が、開幕白星に導いた―。札幌6大学野球春季リーグ戦が開幕し、北海学園大が札幌大谷大に快勝した。開幕戦の先発マウンドを任された木村駿太投手(3年、札幌国際情報)が6回無失点12奪三振の快投を見せると、「3番・遊撃」で先発した常谷拓輝内野手(3年、札幌静修)が三回に先制3ランを放つなど、2安打5打点と中軸の役割を十分に果たした。昨秋のリーグ戦を制した北海学園大が2季連続のリーグ制覇へ上々のスタートを切った。

エース木村は6回0封12K

 顔色一つ変えることなく、淡々と投げ込んだ。木村は二回に1死一、三塁のピンチを背負ったが、後続から連続三振を奪って切り抜けると、奪三振ショーが始まった。三回から3イニング連続で2奪三振とマークすると、最後のイニングとなった六回は3者連続三振を奪い、余力を残してバトンをつないだ。「無失点で終われたのは良かったです」と緊張感もある初戦の登板で、スコアボードに「0」を並べてみせた。

札幌大谷大戦に先発し、6回無失点と好投した北海学園大の木村

 

「去年より真っすぐで三振を取れた」

 最速はこの日も計測した144キロと、飛び抜けて速い直球を持つわけではないが、ツーシームや今季から取り入れたカットボールなど、130キロ前半の速い変化球を交えることで、相手打者を翻弄。「去年よりも真っすぐで三振を取れた。変化球を真っすぐと同じように投げられるようにやっているので、そういう部分が振ってくれることにつながっている」と投球の幅が広がっていることを実感。「序盤は球数がかさんで、自分の中ではあんまりまだ納得はいっていないです」とさらなる上積みも予感させた。

島崎監督も太鼓判「絶対的な安定感」

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