ファイターズ
2024/04/09 23:50

《荒木大輔のズバリ解投》山崎&伏見のバッテリーから学ぶべきことは多い

■パ・リーグ1回戦 日本ハム4ー2ソフトバンク(4月9日、熊本・リブワーク藤崎台)

さすがのピッチング ゲームの進め方を熟知

 山崎が移籍後初勝利。さすがという投球を披露した。3者三振に打ち取った四回以外、毎回ヒットを許した。それでも大崩れしない。ゲームの進め方、どうすれば凡打を打たせられるかを熟知している。ピンチを迎えても落ち着いていたし、こちらも見ていて「大丈夫か?」と心配になることはなかった。五回無死二、三塁で柳田に死球を与え、満塁となった場面が最たるもの。後続を打ち取り、無失点に抑え込んだ。

自らのペースに打者を引き込む

 何が優れているのか。まずはテンポ。自分の投球スタイルを理解しているため、まったくペースが乱れない。クイックだったりで、相手のタイミングをズラし、時には間を取る。終始、自らのペースに打者を引き込むことができていた。

頭を整理する間を与えない

 スコアブックをつけながら、次の球種を考えていると、もう次打者への投球を開始していた。そんなシーンも何度かあった。バッターも同様だ。頭を整理する間もなく、勝負させられることもあるだろう。

伏見はキャッチャーらしいキャッチャー

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