ファイターズ
2021/11/13 14:14

ドラ6左キラー・長谷川が仮契約 ギータ斬りでチャンスつかむ

新庄監督お得意ポーズを決める長谷川。1年目から左キラーで活躍を誓う(撮影・榎本真之)

■契約金2500万円、年俸700万円で仮契約

 今秋のドラフト会議で日本ハムから6位指名を受けた変則左腕の長谷川威展投手(22)=金沢学院大=が12日、同大で入団交渉に臨み、契約金2500万円、年俸700万円で仮契約を結んだ。1年ほど前から新庄剛志監督(49)のSNSをフォローしており、すでに心は“ビッグボスチルドレン”。敬愛する指揮官の言葉を胸に、左キラーとしての活躍を誓った。(金額は推定)

「監督になる前から」の新庄ファン SNSチェックで闘志

 新庄監督へのリスペクトは、決して付け焼き刃ではない。長谷川は現役時代のプレー映像を見て憧れ、引退後も注目していた。昨年、トライアウト受験を表明したころからSNSを本格的にチェック。「昔から好きでした。監督になる前からです」と打ち明け、「すごいスター性を持っている。野球に対する熱量がほかの人と比べて多い」と声を弾ませた。
 秋季キャンプでは新庄監督が、清宮に減量を求めたシーンが強く印象に残った。大学ではスポーツ健康学部に在籍し、栄養学や解剖学を専攻。体のメカニズムなども学んできただけに「『体形は自分の生活が出る』とおっしゃっていて、その通りだなと感じました。自己管理をしっかりしたい」と受け止めた。
 支配下選手全員を1軍で起用するプランもツイッターで目にした。驚きもあったが「SNSを通じて知るということが新鮮な感覚で、そのチャンスをつかみたいという気持ちになりました」と闘志に火が付いた。
 球団からは、左キラーとしての任務を与えられた。長谷川も望むところだ。対戦したい打者としてソフトバンク・柳田の名前を挙げた。「球界で一番すごいバッターは柳田選手だと思っています。だからこそです」
 目標とする宮西と同じく、直球とスライダーのコンビネーションが武器。まずは長所を最大限に生かし、居場所をつかみ取る。(榎本真之)

■プロフィール

長谷川 威展 (はせがわ・たけひろ) 1999年8月9日、埼玉県出身。左投げ左打ち。投手。埼玉・花咲徳栄高から進んだ金沢学院大(石川)では、リリーフとして台頭。サイドハンド気味の独特な角度から投げ込む直球とスライダーのコンビネーションが特長。リリーフ陣の活性化に期待がかかる。178センチ、81キロ。

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