高校野球
2024/03/19 19:15

【センバツ】登別市出身150キロ右腕・健大高崎の石垣元気が初の甲子園で2回無失点「少し緊張しました」

学法石川戦の八回から2番手で登板した健大高崎・石垣

■選抜高校野球大会第2日(3月19日、阪神甲子園球場)
▽1回戦 健大高崎4-0学法石川

学法石川戦の八回から登板

 道産子の150キロ右腕が、上々の甲子園デビューを果たした。健大高崎(群馬)の登別市出身・石垣元気投手(2年、洞爺湖シニア)が学法石川(福島)戦の八回から2番手として登板し、2回無失点で試合を締めた。聖地の初マウンドにも臆せず、この日の最速は147キロをマーク。バックネット裏で視察したNPBスカウト陣にポテンシャルの大きさを示した。佐藤龍月投手(2年)とのWエースを看板に日本一まで駆け上がる。

当日は父の誕生日「最高の誕生日を挙げられた」

 最後は自慢の直球で押し切った。4点リードの九回、連打と四球で2死満塁のピンチを招いたが、自らを信じて腕を振った。143キロの直球で詰まらせての遊直。しっかりスコアボードに「0」を刻み、右拳を突き上げた。記念すべき甲子園の初登板を「観客もいっぱい入っていて、甲子園練習の時と違った雰囲気で少し緊張しました」と振り返った。地元から応援に訪れた家族の前で晴れの姿を見せられた。さらに、この日は父・和人さんの45歳の誕生日も重なり「最高の誕生日を挙げられた」と喜んだ。

最速147キロも「思ったよりも出なかった」

あわせて読みたい