ファイターズ
2024/03/13 22:25

《ハム番24時》3月13日

 約1年1カ月ぶりの実戦登板を終えた斎藤友が発した言葉は、とても優しかった。リハビリを支えてくれた全ての人に感謝を口にした後、ともに膝の前十字靱帯断裂という大けがに立ち向かってきたチームメートに思いを寄せた。「前十字をやっている仲間がいるので。宮内と、(山口)アタル。僕の活躍が、2人の指標になれればと思います」。この日、最速152キロの直球で相手打者を圧倒した右腕の投球は、2人の後輩を大いに勇気づけたことだろう。

 リハビリ期間中は3人で過ごす時間も多く、斎藤友は宮内と山口の頑張りを間近で見てきた。「結構一緒にやっていたので、アタルはすごい面白いです。存在が面白い。いいキャラしています。2人は本当にリハビリ熱心なので、僕から言えることはないですけど、またグラウンドで、共演できるように頑張ります」。強風が吹き荒れ、寒さが厳しかった鎌ケ谷で、後輩を気にかける斎藤友の気持ちが温かかった。

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