ファイターズ
2024/03/03 17:55

《鶴岡慎也のツルのひと声》円熟味を感じた伏見のリード

■オープン戦 阪神5ー6日本ハム(3月3日、札幌ドーム)

先発ローテーション入りを引き寄せたマーフィー

 マーフィーとザバラ。2人の新助っ人右腕が持ち味を発揮した。まずは先発のマーフィー。三回までパーフェクトと、一回り目をしっかりと抑えた。四回に3点を奪われたものの、いろいろと試しながらの投球だったはずだ。トータル4回、強いボールで打者をさし込めていた。

 特に左打者に対するカットボールが有効で、先発ローテーションに入ってくるだけの力は十分にある。本人も手応えを感じたことだろう。けん制やクイックもうまい。

ザバラが披露した厄介な散らばり

 2番手で1回を投げたザバラにも球の強さがあった。打者は嫌だろうな~という印象も持つ。良い意味で、ストライクゾーン内でボールが散っていた。決まったところに来る155キロと、散ってはいるけど、ストライクゾーンに来る155キロでは当然、後者が厄介だ。

百戦錬磨の扇の要 長所を引き出す伏見

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