日本ハムの栗山英樹ＣＢＯ（チーフ・ベースボール・オフィサー、６２）が１日、沖縄・国頭でスタートした２軍キャンプを視察した。一問一答は以下の通り。―ＣＢＯとして初のキャンプ
「チームが勝つために本当に何が必要なのか。監督を長くやっていたとか、ジャパンでやっていたとかは別問題として、ゼロに戻す。ゼロに戻して本当に必要なものと、勝つために必要でないものをはっきり分けないといけない。それをしっかり見るということが重要。それを把握しないといけないので、どれぐらい時間がかかるかっていうのをしっかり見極めなるのがこっちの仕事なので」

―仕組みから抜本的に変えていく
「仕組みもくそも、チームが勝つために足りていないところは全て壊すし、足りているところは伸ばすし。ただそれだけなので。そのために、自分が監督として経験してきたけど、そういうのは一切関係ないんで。もう一回ゼロからしっかり見させてもらって。それをまず把握する。そのためにまず時間が必要なんで。どれぐらい時間がかかっても、そのことはしっかりやっていかないといけない」

―稲葉２軍監督が全体練習の時間を３時間半に短縮して、個を伸ばすと。栗山ＣＢＯの意見も合わせて決めたことか

「いやいや、まずは（稲葉２軍監督が）思っていることを思い切ってやってくれと。それに関しても、本当に効果がどこまであって、手を入れなきゃいけないと思えば、次にはそれを話し合って前に進めばいい。まずは、自分が正しいと思うところに向かって全力でやってくださいということを伝えてあるので。見せてくださいと」

―きょう、稲葉２軍監督と話す場面もあった
「まあまあ、稲葉監督に関しては野球の仲間として、本当にいろんな話を現役の時からしてきているので。何となく監督が考えていることも理解できるし、こっちが思っていることも、そこは相通ずるものも、もちろんあるので、そこはサポートできるようにしっかりやっていきます」

―強い選手を育てるのか、見つけるのか
「これからは見つける作業ももちろんする。今も大渕スカウト部長といろいろ話をしましたし、今の段階ではドラフトまでは見つけに行きますけど、今いる選手たちがより強くなるにはどういう方法があるのかは、宿題としてみんなに投げているので、それはいろんなことをやってくれると思う」

―２軍の育成選手を、栗山ＣＢＯから支配下に推薦することは
「まあまあ、もちろん最終的にはそういう判断は、僕だけではなくてみんなの意見も聞きますし、それはしっかりやります」