ファイターズ
2024/01/01 01:40

栗山CBOが栗山天満宮で必勝祈願「本当に自分がやりたいことの勝負が始まる。そう肝に銘じている」

新年を目前に参拝客に感謝を伝える栗山CBO(撮影・宮西雄太郎)

元日付で日本ハムのCBOに就任 恒例の太鼓叩き

 2024年から日本ハムのチーフ・ベースボール・オフィサー(CBO)を務める栗山英樹氏(62)が31日から元旦にかけて、居を構える栗山町の栗山天満宮を参拝した。新ポストは球団運営とチーム編成の重要な役割を担うポジション。ファイターズの未来を背負うリーダーは、年明けの瞬間に決意を込めて、力強く和太鼓を打ち鳴らした。

年明けと同時に和太鼓を打ち鳴らす栗山CBO

 

昨春には侍ジャパンを率いて世界一奪還

 昨春、野球日本代表『侍ジャパン』は、ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で世界一奪還に成功した。かつて北海道中を湧かせた日本ハムOBのダルビッシュや大谷らの一挙手一投足が野球ファンの注目を集め、ドラマチックに勝ち上がる侍たちの姿は日本中を熱狂させた。

ファイターズのために粉骨砕身 「心の底から愛してもらえるチームを」

 歓喜の余韻が残る野球熱を、さらに高めてみせる。栗山CBOはファイターズのチーム方針であるスカウティングと育成の重要性に触れ、新ポスト就任への思いを語った。「何が必要なのか、まずはじっくり見させてもらいます。ダメなところは変えていくし、良いところは伸ばしていく。それを見極めないといけない。どうしたら北海道の人に本当に喜んでもらえるのか…。心の底から愛してもらえるチームをつくらないといけない」と全エネルギーを注ぎ込み、球界を盛り上げるつもりだ。

目指すは8年ぶりのリーグ優勝&日本一

 新年を迎える直前には、町民の有志により開かれた「開運隆昌祈願祭」に参加。2016年以来8年ぶりの日本一へ向けて必勝を期した。〝地元〟の温かな空気を肌で感じ「この手づくり感や身近な感じがいいよね。ここからスタートして20何年間やってきているので。ここからある意味、本当に自分がやりたいことの勝負が始まる。そう肝に銘じているし、このために今までの時間があったと思っている」。世界の頂点を極めた知将は、北の大地で新たな歴史の糸を紡ぐ。

開運隆昌祈願祭に参加する栗山CBO(左手前)

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