ファイターズ
2024/01/16 17:15

《ハム番24時》1月16日

 新人合同自主トレは、17日から第3クールを迎える。期間中は当事者も周囲も「焦らず、じっくり、マイペースで」という言葉を繰り返す。慣れない環境に飛び込み、多くの人から視線が注がれる状況に身を置くと、必要以上に力が入ってしまうものなのだろう。

 3年前にルーキーだった松本遼と根本に、当時の話を聞いてみた。松本遼は「学校には2個しか年が離れている人がいないけど、プロに入ると今川さんとか目上の方がいた。テレビで見たことがある人やスカウトの方に、自分が見られていることで、めちゃめちゃ緊張しました」と心境を明かしてくれた。

 一方の根本も「みんなレベルが高くて、結構固くなりました。でも勉強がなくて、ずっと野球ができることに楽しさを感じていました」と、ニコニコ顔で教えてくれた。

 高卒同期で唯一、同じポジションだった松本遼は常に意識させられる存在だったそう。「隣で投げると、どうしても力が入ってしまった。1年目の最初は、こっそり球速を争ったりしていました。高校生みたいなことやってて、今思えばくだらないですね(笑)」。精いっぱい〝背伸び〟した10代の記憶と経験を、ぜひ後輩たちにも伝えてください。

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