コンサドーレ
2023/11/17 21:00

【赤黒戦士、シンジを語る】⑤DF福森晃斗 小野のラストゲームでやってみたいこと

今季限りで現役を引退するMF小野について証言したDF福森(右)

 北海道コンサドーレ札幌の選手たちの証言から〝天才〟MF小野伸二(44)の素顔に迫る「赤黒戦士、シンジを語る」。第5回は、小野に勝るとも劣らない技術と威力を兼ね備えた左足を武器とするDF福森晃斗(30)。札幌で通算8年間を共にした稀代の天才の姿を福森はどう見ていたのか。

15年、稲本ともに川崎から移籍

 福森は2015年に川崎から期限付き移籍で札幌に加入したが、当時もう一人、川崎から札幌へ移籍を決断した選手がいた。小野と共に〝黄金世代〟のトップランナーとして日本サッカー界をけん引してきたMF稲本潤一(44)だ。「最初ゴールデンエイジ世代のイナさんと川崎で一緒(11年~14年)にやっていて。同じタイミングでイナさんと一緒に札幌来ることになって、そのチームに伸二さんがいて」。

2015年9月5日J2横浜FC戦で小野(左)と稲本がFKの準備をする

 

1年前に札幌に加入した天才

 稲本と福森の加入から遡ること半年前の14年6月に小野が札幌に加入。小野と稲本が同じクラブに所属するのは初めてで大きな話題になった。その当時を振り返り、「夢のような感じでした。テレビで見てた人たちだったので。年齢は重ねていましたけど、すごい方々と同じピッチでボールを蹴って、一緒に試合に出られるワクワク感がありました」と、自身も憧れていた黄金世代の主力たちと共にプレーできることへの喜びを語った。

「見倣ってもマネできない」技術

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